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高松宮記念の前に

三島:よう!今回は70秒もしない内に勝負が決まっちまう電撃スプリント戦だぞ!それにしてももう高松宮記念か。フェブラリーからあっという間だなあ。

ヤマノ:本当に時間の流れが早くて困りますねえ。気がつけば桜花賞、皐月賞のトライアルも終わってしまいましたし。クラシックもすぐそこですな。にしても、今年の3歳馬のラインナップは例年にないレベルですな!

オオノ:ヴィクトワールピサエイシンアポロンアリゼオローズキングダムだけでも十分なのに、まだ毎日杯にバケモノが数頭いますからね!興奮を禁じえない層の厚さですよね!!

サトナカ:牝馬もアプリコットフィズアパパネを筆頭に粒揃いですねえ。でもどっちも馬券的には意外と迷いそうです!

三島:ロマンがあってイイじゃあねえか!まあスプリングSでのローズの3着だけはちと物足りんがな。

オノダ:ちわっす。今回よりカワモトに代わってここに出ることになったオノダです。みなさん、元気ですかーっ!

ヤマノ:おお、カワモトくんに勝るとも劣らぬほど地方競馬に精通するオノダくん!とりあえず今日から喫茶室に出演決定か。まあ頑張りたまえ。

オノダ:お手柔らかにたのみますよ。それにしてもラブミーチャンが桜花賞に出られなかったのは残念ですねえ…。

オオノ:なんといってもハマちゃんこと、浜口楠彦騎手が悔しそうだったのが印象的でしたね…。

サトナカ:でもやっぱりコテコテのダート血統の逃げ馬にはキツい現実が待っていたということでしたか。

三島:コパちゃんの風水を使っても、サウスヴィグラス産駒に芝の重賞ってのは荷が重かったってこったな。まあミーチャンはつええからまだまだこれからだろ。

オオノ:コパ‘ちゃん’て…。

ヤマノ:三島さんの悪いクセだからほっときましょう。

オノダ:うーん、さっきから黙って聞いてましたけど、僕が言っている桜花賞ってのは浦和・桜花賞のことですよ。

一同:・・・。

オノダ:いやあ熱発で回避は痛かったなあ。まあ勝ったショウリダバンザイ(牝3、大井・高岩敏厩舎)も強いには強いんだけど、ミーチャンが出てれば圧勝だったと思うんですけどねえ。

サトナカ:さ、さすが、見ているところが渋いなあ(苦笑)。

セイクリッドキングダム回避で混戦ムード

タカギ:おいおい、盛り上がってるところなんだが、今日の本題は高松宮記念だろ

オオノ:そうでしたね。では早速今年の高松宮記念の検討に移りましょうか。まずはメンバーからですが…。

サトナカ:正直言って、クラシック戦線とはうって変わって低調と言わざるをえないでしょう。

タカギ:まあどの馬もGIで勝ち負けってのにはワンパンチ足りない印象だな。

三島:目玉の香港馬が2頭とも回避しやがったからなあ。


ヤマノ:セイクリッドキングダムが空港で疝痛になったそうで…。

三島:おこちゃまじゃあるまいし、飛行機に乗るのを怖がって「お腹いたいよ〜、日本に行きたくないよ〜、おウチに帰りたいよ〜」じゃたまったもんじゃねえよなあ。

オノダ:とかなんとか言って、案外三島雄山も飛行機嫌いとか?

三島:・・・。知らん!

ヤマノ:おやおや、これは恥ずかしい、フッフッフ(笑)。

三島:て、てめえ!だいたいよお、あんな鉄のカタマリが空飛ぶなんて信用できるかっての!

サトナカ:ハハハハハ、いったい何年前の人の考え方ですか。三島さんは昭和にもほどがありすぎます。

タカギ:で、そんな怖がりの三島さんの狙いは?

三島:おうおう、そうきたか! まあ、当初はセイクリッドで盤石と思ってたんだけどなあ。今回はいねえし、おれはやめとくわ。じゃ。

ヤマノ:ムム(怒)、予想家にあるまじき悪態のつきようですな!

三島:ジョークだよ、ジョーク!ヤマノさんはすぐムキになるから困るっつーの。今回の人気はキンシャサノキセキアルティマトゥーレだろ。この2頭は大舞台を勝ち切る勝負強さってのが感じられないんだよな。

オオノ:ふむふむ。で?

サンカルロがアツい!?

三島:で、オレの注目は短距離界の新星サンカルロマイルでも折り合いに気を遣うくらいの気性の激しさだからな。コイツは初めての1200mでも十分通用する力があるぞ。というより、ベストは千二〜千四と踏んでるんだがな。


サトナカ:その意見には賛成!前回も言いましたけど、大久保洋吉厩舎の馬は左回りでこそ大きく狙うべきだし、今の中京の芝ならこの馬の差し脚がいかんなく繰り出せますからね。再度舌も縛ってくるし、さらに千二で折り合いに気を遣わなくてもいいのなら能力全開でしょう。

ヤマノ:うんうん!サンカルロはいいよ!調教の動きも舌を巻くほどの仕上がりで、1週前、今週ともに美浦・坂路で2F23秒台、1F11秒台で駆けてますからね。坂路調教の動きは特に短距離戦でこそ直結しやすいし、あと距離短縮ももちろんいいでしょうから、ここは大きな期待をかけて問題ないでしょう!

オオノ:おお、いきなり3人もサンカルロ支持者が!今年の荒れ模様を象徴していますね。

タカギ:まあサンカルロはここ一連の重賞実績から考えても、このメンバーなら上位人気の一角だろうな。じゃあオノダは?

オノダ:サンカルロも悪くないんですけど、今回狙いたいのは一昨年にこのレースを勝っているファイングレインですね。

ヤマノ:これまた渋いとこつくねえ。前走に復調の気配は見られたけど…。

オノダ:その前走オーシャンSでは「まだ追い足りない状態で、割引が必要」ということだったんですけど、それで不得手の中山を5着ですからね。レースを振り返っても、道中は内々でガマンしていたんですけど、直線に出る際はロスが大きかったし、内が伸びる馬場を外からズバっと差し込んできましたから。それに血統もこのレースと相性の良いSS系(サンデーサイレンス系)だけに、再び舞台で戴冠を夢見てもいいかなと。

サトナカ:平坦が得意なだけに、直線に坂のない中京に替わるのは大きいし、叩き2戦目もいいですね。一考の余地はあるでしょう。

オオノ:前走に続いて2戦目となる勝浦騎手の大胆騎乗も見モノです♪ スプリングSで見せたあの手綱捌きをここでもやってのけるかも。

タカギ:まあこのGIは社台の馬とかなり相性がいいのもあるし、再度アッと言わせるシーンも考えておかないとな。じゃあオオノは?

オオノ:僕は、今回の日曜中京12Rがキングヘイローメモリアルになったということに注目していました。

三島:いまし「た」ってか?

オオノ:はい、まあ聞いてくださいよ。で、そのキングヘイローをこの高松宮記念で悲願のGI制覇に導いたのが柴田善臣騎手!今回騎乗するのがショウナンカザンですね。ここで親子制覇もいいなと思ったんですけど、やっぱり今の中京で逃げ馬を狙うのはあまりにも無謀かなと思い、泣く泣く狙い馬を変えることにしました。

タカギ:で、その狙い馬ってのが?

オオノ:トウショウカレッジです! まずは今の馬場に合う差し脚質であること、そして昨年のこのレースで10番人気ながら僅差の4着で力が上であること。あと叩いてだんだんと良くなるタイプだけに叩き3走目の今回が一番の狙い頃であることですね。真ん中より外の枠に入れば確実に終い伸びてきますよ!

サトナカ:おお同志! 僕も去年大本命にしたんだけど、残念ながらハナ差で涙を呑んだよ…。今回ももちろん密かにリベンジを考えてて、ここまで買うのを我慢してあっためておいた秘蔵の1頭なんですよ!前走阪急杯で上がり2位、そして今回左回りに替わるという点にも共感が持てますしね。

ヤマノ:またまた脂っこいところを!でも昨年4着は見逃せない実績ですな!

基準はローレルゲレイロ?

タカギ:ヤマノさんはサンカルロ以外にもいるんでしょ、狙っているのが。

三島:ったく、もったいぶらずに言っちゃいなっての!

ヤマノ:三島さんにそう言われると言いたくなくなるんですけど、引っ張るのもイヤなんで教えましょう。まず今回の狙い馬を考えるにあたって、去年の春秋スプリント王のローレルゲレイロをKEYホースにおいて3つの点から考えたんです。まず実績では、スプリンターズ2着のビービーガルダン、同3着のカノヤザクラ、そして高松宮記念4着のトウショウカレッジが上位で注目。

三島:そりゃあだれでも馬柱見りゃあわかんべや。

ヤマノ:ウルサイ人ですねえ!まだあるんです!で、2点目ですが、ゲレイロは昨年阪急杯2着という経由でこのレースを勝ったことから考えても距離短縮はかなりのプラスと見ます。先週までの馬場を考えても短縮馬が優勢なのは明らかでしょう。そこで浮上するのが阪急杯を勝ったエーシンフォワードと同3着のサンカルロです。

タカギ:ほほう。それで3つ目は?

ヤマノ:で、最後にゲレイロと言えば坂路調教の鬼!今回坂路調教で素晴らしい動きを見せたのが、ヘッドライナーエーシンフォワードサンカルロの3頭です。以上の3点から、私はエーシンフォワードとサンカルロが激アツの2頭だと踏んでます!ふんっ!

オノダ:研究してますねえ!でも鼻息荒すぎます(苦笑)

三島:こりゃ気性難だわ!こういうタイプはレース前に用なしだからな。ヤマノさんは消しってことでいいか?(笑)

タカギ:ぎゃーぎゃーうるさいのは三島さんも一緒だろ?はい、あとほかに狙い馬あるやついるかい?

サトナカ:プレミアムボックス

オオノ:ビシッと言い放ちましたね…。で、その理由とは?

サトナカ:昨年、CBC賞と京阪杯を勝って、さらに阪神Cが2着という実績はここならマズマズ誇れるものでしょう。それ以上に注目すべきが前10走で上がり最速を記録すること8回さらにそのうち芝1200m戦に限れば、7戦すべてで上がり最速をマークしているんですよ!今回のメンバーはテンが馬鹿っぱやくなるほどではないけど、行ければ行きたいっていう逃げ・先行馬が多くて、それなりに前が流れると思うんですよね。それに、平坦戦の方がよりキレが増すタイプだけにチャンスは十分でしょう!

タカギ:う〜ん、最後確実に追い込んでくるのはわかるけど、2〜5着のどこかってイメージだなあ。阪急杯経由なら思い切って単で狙う手もあたと思うけどね。

サトナカ:僕もそこだけがちょっと引っかかるんですけど、関東馬だけに輸送を含めて、さらに強い相手との前哨戦というのは、意図的に避けたんでしょうね。

タカギ:ヨシ。じゃあキンシャサは?

オノダ:南半球産とはいえSS系のフジキセキ産駒だし、今の勢いから考えればもちろん軽視禁物でしょう。前走は内容的にもかなり強い競馬でしたからね。でも1番人気で買いたい馬かというとちょっと敬遠したくなりますね。

オオノ:今回の『We Love Jockey』でも書いたんですけど、四位騎手の特別戦の成績はハンパないですからね。騎手という観点からはむしろオススメです。

サトナカ:最後まで取捨に迷う1頭ですな。

三島:おまえら、そうはイカノキンシャサだぞ!今回混戦確実なのに1番人気から堂々と狙っても何の妙味もねえだろ。

ヤマノ:それを言うなら“イカのキ●タマ”でしょ!

日曜最終レースでリベンジ!

オノダ:下品な…。

タカギ:ったく、あんたらオヤジ2人はヨソいってやってくれ!ホント気分悪いわ!

アナーキー:おー、今回もやってんなー。デカイ声で変なこと言ってっからこっち来ちゃったじゃねえの。え?なになに?今回も【キングヘイローメモリアル】で大博打うつのかって?

ヤマノ:・・・誰もなにも聞いておりませぬぞ(汗)。

アナーキー:ははあ、さては前回の【メイセイオペラメモリアル】を引きずってるんだな?あれはあれで3連単36万もついたんだからヨシとしないとな!荒れるっていう見立ては当たってただろ?

オオノ:はあ。

アナーキー:おいオオノ、気のない返事してちゃあいつまでたっても彼女なんかできねえぞ!オレがまた土曜日の結論の時に、とっておきのメガトン級穴馬を教えてやっから!

一同:・・・。

アナーキー:言っとくけど今回はリベンジだから、前回より何倍も研究して自信あっから。んじゃ、それだけ。バハハーイ。

タカギ:GIについては何も触れず去っていきやがった。おそるべしアナーキー。

オオノ:混戦の高松宮記念と最終のプレミアムレースを当てて、最高の中京フィナーレを飾りましょう!

三島:そうは“イカのキ●タマ”ってことにならないように、尾張(おわり)よければすべて良しってな!

一同:・・・(汗)。

研究員 プロフィール


タカギ

競馬歴十数年
常日頃から「コースが勝ち馬を選ぶ」という信念を持ち、馬場やトラックバイアスを見抜いて、どうしてその馬が激走したのかを理論的に解明する事に力を注いでいる。「THE FASTEST」注目馬の好走率には自信アリ!


サトナカ

「真のコース巧者こそが隠れた激走馬」をモットーに、あらゆる角度からコース適性馬を検証し、日々研究を続けている。個人的には極端な脚質の馬を好む。 競馬とは上京して以来の付き合いで、競馬歴はすでに十数年を迎える。大の馬券好き。


オオノ

実際にレースを動かすのは馬に跨っている騎手。騎手を知ることが的中への近道だと信じ早数年。 競馬はロマンという思考も持ち合わせ、騎手に己の夢を託すこともしばしば。


ヤマノ

坂路時計の正確性を重要視しながら、数字では計りきれない競馬の深い世界に戸惑うベテラン研究員。競馬予想のスタイルは調教がベースも、データ・オカルトなどの方面に食指を伸ばすことも!?


アナーキー

1997年の皐月賞(サニーブライアン優勝)、ブライアンズタイム産駒BOXという単純な馬連3点買い(1点1万円)で高額払戻し窓口に直行!以降、高配当奪取時の快感にとりつかれ今日にいたる。現在はもっぱら3連単派で、軸馬1着固定のフォーメーション一筋。押さえ馬券は一切購入しない。座右の銘は『二兎を追うもの一兎をも得ず』。


オノダ

競馬歴は10年足らずの研究員中、最短のキャリアのいわば「ビギナー」研究員。しかし、元々の熱中癖を活かして、日々研究に勤しみ、近年では南関東競馬にも精を出す。
好きな騎手は枚挙にいとまないが戸崎圭太、熊沢重文、秋山真一郎、(復帰を願う)津村明秀騎手など。好きなアナウンサーはやっぱり及川暁氏。好きな競馬場グルメは船橋競馬の「きたなシュラン」、モツとスジの煮込み串!


三島雄山

競馬の予想にたずさわること約25年。馬主、競馬関係者等、業界屈指の幅広い人脈と独自の予想道をもち、レースの結末の真実を読み切る男としてこの業界では恐れられている。


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