【2回京都】キングオブタイム…小平奈由木の注目新馬レポート

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キングオブタイム
(牡3、栗東・加用厩舎)
父:キンググローリアス
母:クイーンオブタイム
母父:ブライアンズタイム

ダート重賞を5勝したワンダースピード以降、大物が登場していないものの、長年に渡って安定した実績を残したキンググローリアスが父。現3歳は最後に種付けした世代となる。同馬にかかる期待は大きい。

母クイーンオブタイム(その父ブライアンズタイム)は未出走だが、その兄にアリジャポネ(4勝)、シルクルネッサンス(4勝)らがいる。祖母がクイーンSを制し、エリザベス女王杯でも3着したロイヤルシルキー。同馬の兄姉にはシルクストリート(4勝)、シルクダイナスティ(5勝、地方2勝)、シルクデイブレイク(3勝)など、ダート巧者がずらりと居並んでいる。シルクホースクラブにて総額1300万円で募集された。

負担がかかりやすい肢勢に配慮され、ファンタストクラブで丹念に態勢が整えられた。栗東への入厩は12月27日。1月6日のゲート試験をパスすると、順調にペースアップされた。躍動感あふれるフットワークが目立ち、気持ちも前向き。初戦から能力全開となろう。

2月15日(土)、京都のダート1800mでデビュー。小牧太騎手が手綱を取る


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。