重賞2勝のトレイルブレイザーが引退 乗馬に

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2012年の京都記念(G2)など、重賞を2勝したトレイルブレイザー(牡7、栗東・池江寿厩舎)は、4月4日(金)付で競走馬登録を抹消したことが発表された。

3歳時は菊花賞にも挑戦し、11年の春にオープンクラスへ昇格。夏に降級するものの、格上挑戦で出走したアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇。余勢を駆って挑んだジャパンカップでも4着と健闘し、暮れには香港への遠征も経験した。

翌12年、5歳初戦となった京都記念で重賞2勝目を上げるも、以降の競走生活は鼻出血に悩まされることとなった。鼻出血予防に有効とされるラシックス(利尿剤)の使用が認められていることから、同年秋にはアメリカへ遠征。アロヨセコマイル(G2)で2着、ブリーダーズカップ・ターフ(G1)で4着と結果を残した。

帰国後も国内外で出走し、昨年の七夕賞(G3)で2着に入るも勝利には至らず、先月の日経賞(15着)が現役最後のレースとなった。今後は福島県南相馬市の大瀧馬事苑で乗馬となる予定。

馬主は前田 幸治氏、生産者は新冠のノースヒルズマネジメント。馬名の意味由来は「先駆者」。JRA通算獲得賞金は2億4783万2000円(付加賞含む)。海外での獲得賞金は1919万2800円。

トレイルブレイザー
(牡7、栗東・池江寿厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:リリオ
母父:Forty Niner
通算成績:30戦6勝(うち海外:5戦0勝)
重賞勝利:
12年京都記念(G2)
11年アルゼンチン共和国杯(G2)


ラストランとなった先日の日経賞