【羽田盃】ハッピースプリントが圧勝劇で1冠目奪取!

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14年4月23日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第59回 羽田盃(S1)は、吉原寛人騎手騎乗の1番人気・ハッピースプリント(牡3、大井・森下淳厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.6(稍重)。

2着は5馬身差で3番人気・ドバイエキスプレス(牡3、船橋・川島正厩舎)が入り、3着に2番人気・ドラゴンエアル(牡3、川崎・高月賢厩舎)が続いた。4着はキットピーク、5着はパンパカパーティーが入線。上位5頭に東京ダービーの優先出走権、優勝したハッピースプリントにはジャパンダートダービーの優先出走権が与えられる。

パンパカパーティーが好スタートを決めるも、ムチをふるってホストがハナへ。断然1番人気のハッピースプリントは道中3番手を追走。4コーナーを回って、馬なりのままハッピースプリントが先頭をとらえる。直線に入って、パンパカパーティーが粘り込みを図るも、追い出したハッピースプリントが後続を突き放す一方。圧勝劇で1冠目を手にした。

勝ったハッピースプリントは、これで5連勝、地方では7戦して負けなしと、連勝をさらに伸ばした。全日本2歳優駿、北海道2歳優駿勝ちの実績で南関東へ移籍。転入緒戦の京浜盃でも圧勝しており、同世代で現状は向かうところ敵なしといった強さをみせている。今回勝った羽田盃は地方競馬3冠のうちの1冠目で、残るは東京ダービー、ジャパンダートダービーが控えている。さらなる大舞台へ向けて視界良好の一戦となった。

【吉原寛人騎手のコメント】
「ホッとしています。今日は“積極的に乗ろう。この馬を強さをみせたい”と思っていました。流れにもしっかり乗れましたね。

前回のほうが手探りで緊張していたのですが、今回は自信を持っていましたし、理想的な展開で強いハッピースプリントを見せられました。乗ってしまえば、安心感があるというか、安心させてくれる馬なのですが、本当にハッピーは凄いと思います。
展開も思っていた通りの展開だったので、安心して理想の3番手の位置を穫れたと思います。持ちきれない程の手応えで、いつでも動ける状態だったので、少し離してみようかな、と。そこからの競馬ぶりは完勝そのものだったと思います。

今日はどれくらい追ったら動いてくれるのかな、と思い、気合をつけたら動いてくれましたが、まだまだ余力タップリでした。この後はダメージが残らないでほしいですし、これだけの馬なので、無事に出走してもらって、僕も体調管理をしっかりして、東京ダービーへ挑みたいと思います。
距離は今日の競馬だと、なんの心配もないと思います。現状で不安はありませんよ。いつでも動けるという手応えで、追ってからの反応もすごかったです。今日は本当に完勝でした。

まずは一冠(を獲って)、次はダービーということで、負けられない馬だと思います。この後、じっくり乗り込んでダービーへ向かいたいです。是非、ダービーの当日は大井競馬場へ足を運んでください!よろしくお願い致します。ダービーは一緒に盛り上がりましょう!」


【森下淳平調教師のコメント】
「前回、一度経験をさせていただいているので、前回ほどはプレッシャーを感じずにやってこられたのですが、やっぱり人気は人気なので、とにかくホッとしています。いいスタートを決めてくれて、いいポジションを獲ってくれたので、前回以上に道中は安心して観ていられました。この中間、やってきた事が間違いないんだな、と確認できたので、次に向けて確信できたと思います。

前回よりも馬がピリっとしていて、硬く映った部分があったので、どうかな、とも思ったのですが、そこはこの馬らしさでもあると思うので、次も同じように調整をしていけばいいのかな、と思いました。

最初に一つ獲らせてもらいましたし、最大目標であるダービーへ向けて、まだ課題は残っていますので、厩舎一丸となって取り組んで行きたいと思います。距離はあんまり心配していませんよ。

お陰様で最初の一つを無事に獲らせていただくことができましたけれど、最大目標はダービーということで、そこで皆さんの期待に応えられるよう、この馬らしいパフォーマンスが見せられるように、頑張っていきたいと思います。応援してあげてください」

ハッピースプリント
(牡3、大井・森下淳厩舎)
父:アッミラーレ
母:マーゴーン
母父:Dayjur
通算成績:9戦7勝
(地方通算成績:7戦7勝)







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