【フローラS】1勝馬イサベル 格上エキストラに食らいつき同入

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23日、フローラS(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。イサベル(牝3、栗東・角居厩舎)はCWコースで3頭併せ馬。同じく週末のレース(マイラーズC出走)を予定しているエキストラエンドを相手に、先行する形で併走したが、格上馬を上回る動き。6F83.9-67.5-52.2-38.1-11.7秒の時計でまとめると、最後は同入してみせた。

「体が緩くて1頭だと集中しないところもありますね。でも、そのわりには今朝でも動いているし、そこらが能力なんでしょう。調教では頼りないけど、デビュー戦は経験馬を相手に強い勝ち方をしていますからね。直線の長い東京は向くと思います」と、手綱を執った浜中俊騎手は課題を挙げつつも、その素質を感じとっている様子。

キャリア1戦ではあるが、デビュー戦となった未勝利戦では序盤に行き脚がつかず、後方からの競馬。それでも、メンバー中唯一の35秒台となる上がり3F35秒2の末脚で、豪快な差し切り勝ち。元値の違いをまざまざと見せつけた。
そもそもが抽選対象であり、未知数な部分は大きいものの、リンカーン、フサイチコンコルド、ヴィクトリー、アンライバルドら、名立たるG1がその牝系に名を連ねる“将来を約束された血統”の出身。抽選だけでなく、一気に重賞の壁をも突破しても不思議ではない、そんな大器のムードを漂わせている。


3頭併せでヒケをとらぬ動きをみせたイサベル(内がエキストラエンド)