【かしわ記念】コパノリッキーがG1連勝!新ダート王へ盤石V

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14年5月5日(祝・月)、船橋競馬場で行われた交流重賞・第26回 かしわ記念(Jpn1)(4歳上 定量(重賞競走)指定 1着賞金:6000万円 ダート1600m)は、田辺裕信騎手騎乗の2番人気・コパノリッキー(牡4、栗東・村山厩舎)が連勝。

2着は2馬身差で4番人気・セイクリムズン(牡8、栗東・服部厩舎)、1番人気・ワンダーアキュート(牡8、栗東・佐藤正厩舎)が続いた。

ゲートをアオって出たコパノリッキーとアドマイヤロイヤルが出負け。セイクリムズンがハナ。差がなくゴールスキー、ワンダーアキュートが続き、コパノリッキーもすぐに遅れを挽回し、4番手付近へマークする。大方の予想通り、JRA勢が一団となって向こう正面を通過すると、3コーナーからコパノリッキーが徐々に進出。
直線を向いて、セイクリムズン、ゴールスキー、ワンダーアキュート、コパノリッキーが横一線となってスパート。しかし、手応えに勝るコパノリッキーの脚が一枚上。鮮やかに外から駆け抜け、連勝を決めた。2馬身離れた僅差の2着争いはセイクリムズンが、なんとか粘り込んだ。

勝ったコパノリッキーはこれでフェブラリーSに続いて連勝。その前走はしんがり16番人気ながら、逃げ切って波乱を演出。G1馬として迎えた今回は前走のパフォーマンスがフロックでなかったことを証明した。3歳時の兵庫チャンピオンシップでは後の重賞ウィナーであるベストウォーリア、ソロルをちぎったが、早くからみせていた潜在能力が一気に開花。今後はダート界の新たな盟主として、牽引してくれそうだ。

馬主は「Dr.コパ」の愛称で知られる小林祥晃氏。奇しくもオーナーはこの日が67歳の誕生日。レース後の表彰式でも「こんな最高の誕生日は人生で初めてのことです」と笑顔をみせていた。
生産者は日高のヤナガワ牧場。馬名の意味由来は「冠名+人名」より。騎乗していた田辺裕信騎手は交流Jpn1レース初勝利。

【田辺裕信騎手のコメント】
「人気して競馬をする立場だったので、ホッとしています。意気込みよりも平常心でいるのが一番良いんじゃないかと思っていたのですが、やっぱり気持ちが入ってしまうところはありました。

ゲートの中で(コパノリッキーが)ソワソワしていて、ゲートの後ろの扉を蹴っていたんですよね。スタートのタイミングがイマイチだったのが誤算でしたけれど、すぐに良いポジションに取り付けたので、あとは自分から進んで行ってくれました。ペース的には速くなかったので、外を回すロスも考えたのですが、早めに動いて負かしに行きました。

縁があって、コパさんの馬に乗せてもらって、立て続けにG1を勝たせてもらったので、本当に嬉しいです。コパさんにとってもきょうは誕生日で、前々からその事を言われていて、それが一番プレッシャーだったんです(笑)。(小林オーナーへ向かって)ありがとうございました。これからも、この馬も、僕も更なる飛躍を目指して頑張っていきます」

【小林祥晃オーナーのコメント】
「67歳の誕生日になりました。こんな嬉しいプレゼントをリッキーや、田辺裕信くん、村山調教師、厩務員さんにいただきました。人生で最高の誕生日でした。ありがとうございました」

コパノリッキー
(牡4、栗東・村山厩舎)
父:ゴールドアリュール
母:コパノニキータ
母父:ティンバーカントリー
通算成績:10戦6勝
(うち地方通算成績:2戦2勝)
重賞勝利:
14年かしわ記念(Jpn1)
14年フェブラリーS(G1)
13年兵庫チャンピオンS(Jpn2)







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