評判馬アヴニールマルシェが人気に応え差し切り…東京新馬

トピックス

14年6月15日(日)、3回東京4日目5Rでサラ系2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、北村 宏司騎手騎乗の1番人気・アヴニールマルシェ(牡2、美浦・藤沢和厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.7(良)。

2着にはクビ差で2番人気・ロジチャリス(牡2、美浦・国枝厩舎)、3着には4番人気・ディープフォルツァ(牡2、栗東・安田隆厩舎)が続いて入線した。

イディルがハナを切り、デンバー、ロジチャリスが先行。アヴニールマルシェは後方4番手からレースを進め、3コーナーを過ぎて進出を開始。直線では馬場の真ん中からロジチャリスが先頭に立つと、大外を回ったアヴニールマルシェが並びかけると2頭のマッチレースに。最後はアヴニールマルシェの末脚が勝り、人気に応えてデビュー勝ちを飾った。

人気の一角を形成したディープフォルツァは先行勢を見ながらレースを進めたが、最後は前の2頭から離され3着確保が精一杯。また、3番人気のベルラップは中団を追走するも、勝負どころでポジションを上げられず、5着に終わった。

勝ったアヴニールマルシェの祖母は1997年の桜花賞馬キョウエイマーチ。父は初年度産駒から4年連続で2歳リーディングを獲得しているディープインパクトで、これが今世代の産駒初勝利となった。馬主は有限会社 キャロットファーム、生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「未来への行進(仏)。素晴らしい未来、勝利を期待して。母名より連想」。

1着 アヴニールマルシェ(北村宏騎手)
「スタートは出たが、気持ちの面でぴりっとさせたくなかったので、無理せずじわっと進ませた。道中でふわっとしたけど、許容範囲だったよ。直線は手応えどおりの伸び。最後は2着馬と併せるかたちになり、しっかり力を出してくれたね」

(藤沢和雄調教師)
「まだ若く、子供っぽさが残るけど、2歳としては穏やかな性格。初めて一杯に追われたのに、しっかり伸びてくれた。今後につながる内容だったよ。放牧を挟み、この後のことは様子を見て決めたい。クラシックでもがんばりたいね」

3着 ディープフォルツァ(戸崎騎手)
「気持ちが入っていましたし、上手な走り。センスがありますね。力の要る馬場で伸び切れませんでしたが、これからパワーが付いてくれば」

7着 マイネルリアン(石橋脩騎手)
「決め手比べでは分が悪いですね。窮屈になったのが響きました」

【このレースの全着順・払戻金はこちら】

アヴニールマルシェ
(牡2、美浦・藤沢和厩舎)
父:ディープインパクト
母:ヴィートマルシェ
母父:フレンチデピュティ





写真=武田明彦

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。