【1回札幌】マイネルプロンプト…小平奈由木の注目新馬レポート

トピックス

マイネルプロンプト
(牡2、美浦・田島厩舎)
父:マツリダゴッホ
母:コスモクラッベ
母父:マイネルラヴ

サンデーサイレンスが晩年に送った傑作であり、有馬記念を制したマツリダゴッホが父。仕上りの早い産駒が多く、コンスタントに勝ち上がっているうえ、ラジオNIKKEI賞ではウインマーレライが待望の重賞制覇を成し遂げた。

母コスモクラッベ(その父マイネルラヴ)は1勝をマーク。その半兄にマイルCSを2着したマイネルファルケ(6勝、地方1勝)がいる。祖母ビンゴハナコも6勝した快速タイプだった。同馬は注目の初仔。総額1500万円でラフィアンターフマンクラブの募集馬となった。

ビッグレッドファーム明和で順調にトレーニングを積み、7月6日に札幌競馬場に入厩。翌週にはゲート試験に合格し、13日より週2回のペースで時計を出してきた。23日のダートコースでは先週の新馬(ダート1700m)を2着したマイネルオフィールを1.2秒も追走して同時入線。仕上りは早く、上々の伸びが見られた。父らしいスマートな体型だけに、長めの距離へも対応できるはず。

8月3日(日)、札幌の芝1800mでデビュー。松岡正海騎手で。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。