【2回新潟】レッドヴィラーゴ…小平奈由木の注目新馬レポート

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レッドヴィラーゴ
(牝2、栗東・石坂厩舎)
父:ネオユニヴァース
母:シーズアン
母父:Zieten

父はネオユニヴァース。ファーストクロップよりアンライバルド(皐月賞)、ロジユニヴァース(ダービー)が登場したのに続き、ヴィクトワールピサ(ドバイワールドカップ、有馬記念、皐月賞)が世界へもその名を轟かせた。3歳ではオメガハートロック(フェアリーS)、フォーエバーモア(クイーンカップ)がタイトルを奪取。この世代からも続々とスターが登場するだろう。

母シーズアン(その父ザイーテン)は英G1・チヴァリーパークSの覇者。同馬の兄姉にビーオブザバン(4勝)、シーズンズベスト(3勝)、テンペル(現3勝)、アドマイヤディープ(現3勝)らがいる。東京サラブレッドクラブにて総額2000万円で募集された。

ノーザンファーム空港での乗り込みはスムーズに進行。5月14日にはNFしがらきに移り、しっかり態勢を整えた。6月19日、栗東に入厩。7月4日のゲート試験に合格すると、敏感な精神面に配慮しながら、スピードメニューをこなしてきた。この時期の牝馬としては体力に余裕があり、ラストの反応も上々。スケールの大きさが伝わってくる。

8月3日(日)、新潟の牝馬限定・芝1400mに向かう。内田博幸騎手に依頼している。


小平 奈由木(こだいら なゆき)

早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。

月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。