大井の御神本訓史騎手が免許試験で不合格に 6月以降騎乗できず

NAR(地方競馬全国協会)は17日、御神本訓史騎手(大井・三坂盛雄厩舎所属)が免許試験委員会にて不合格となったことを発表。これにより、現行の騎手免許が失効する6月1日以降は騎乗不可能となることが分かった。

御神本騎手は1999年に島根の益田競馬所属として騎手デビューを果たし、同場が廃止された'02年に大井へ移籍。07年にはフジノウェーブとのコンビでJBCスプリントを制し、'13年には南関東リーディングを獲得するなど、南関東を代表するトップジョッキーの一人として活躍する反面、レース外での素行不良も目立ち、これまで複数回の騎乗停止処分を受けてきた。

現在も『'13年2月から'14年11月の間に、調整ルームに部外者を“施術師”として無断で入室させた』として4月10日まで実効30日間の騎乗停止処分を受けている最中。具体的な理由については明らかにされていないが、筆記試験や面接試験の内容、これまでの業務態度などが勘案され、今回の不合格が決定した。

なお、地方競馬の免許試験は年3回実施されており、他場に移籍する場合は、8月1日(兵庫、東海、北陸)、12月1日(北海道、岩手、高知、佐賀)の免許試験に合格すれば騎乗が可能。南関東所属を選択する場合は、来年4月1日の試験に合格する必要がある。今後の選択が注目される。