【皐月賞】圧巻の末脚!ドゥラメンテVでまずは1冠!クラウン6着

4月19日(日)、3回中山8日目11Rで第75回皐月賞(GⅠ)(芝2000m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気・ドゥラメンテ(牡3、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:58.2(良)。

2着には1馬身半差で2番人気・リアルスティール(牡3、栗東・矢作厩舎)、3着には2馬身半差で4番人気・キタサンブラック(牡3、栗東・清水久厩舎)が続いて入線した。

スピリッツミノルがハナを奪えず。代わりに先手をうったのは外から押していったクラリティスカイ。1コーナー手前で先頭に立ち、主導権を握る。2番手にはキタサンブラック、ワンダーアツレッタらが付け、その集団の一角にリアルスティールも取り付く。人気のサトノクラウン、 ドゥラメンテは後方からの競馬。

縦長だった隊列は3コーナー辺りから徐々に凝縮。4コーナー手前から一気にペースアップし、直線に入ると逃げるクラリティスカイをリアルスティールが捕らえる。そのまま押し切るかに思われたが、大外から一気に伸びてきたのはドゥラメンテ。1頭次元の違う脚を見せてリアルスティールに並ぶ間もなく抜き去りそのままゴール。爆発力を遺憾なく発揮しての勝利となった。サトノクラウンは中団から伸び切れずに6着に終わっている。

勝ったドゥラメンテは両親ともにG1ホースという良血でデビュー前から注目を集めていた1頭。新馬戦こそ2着に終わるも未勝利戦では後続に1秒0差をつける圧勝。続くセントポーリア賞でも5馬身差をつけ、その素質の高さを見せていた。重賞初挑戦となった共同通信杯では折り合いを欠きながらも2着に入り負けて強しの内容。今回はそれ以来のレースとなったが、他馬を寄せ付けない圧巻の末脚でまずは1冠目を手に入れた。

なお、Mデムーロ騎手はJRA騎手として初のクラシック制覇。キングカメハメハ産駒は先週の桜花賞でもレッツゴードンキが勝っており、2週連続のクラシック制覇となっている。馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「荒々しく、はっきりと(音楽用語)」。

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ドゥラメンテ
(牡3、美浦・堀厩舎)
父:キングカメハメハ
母:アドマイヤグルーヴ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:5戦3勝
重賞勝利:
15年皐月賞(G1)

皐月賞

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