ポルトドートウィユが屈腱炎に 復帰まで1年以上

名牝エアグルーヴの孫で今年の日本ダービーにも出走したポルトドートウィユ(牡3、栗東・高野厩舎)は、左前脚の屈腱炎が判明。29日、所属するサンデーサラブレッドクラブの公式HPで発表された。

ポルトドートウィユはノーザンファーム早来で乗り込みを進めていたが、調教後に左前脚の膝裏に腫れと熱感を生じ、検査の結果、屈腱炎と診断された。
同発表によれば「ダービー後も腫らしていたことから、より慎重にここまで調教を進めてきたのですが、移動が近づいて仕上げの段階に入ったところで、大きな負荷がかかったのかもしれません」とかねてから不安のあった箇所であることが明らかにされているが、「過去の症例から判断すると、復帰までには1年を要すと見込まれるものの、再起を目指す方針です」と現役続行の見込みであることも表明されている。

また、ポルトドートウィユの全弟で6月の新馬戦を制したポルトフォイユ(牡2、栗東・高野厩舎)は、10月31日(土)の萩ステークス(京都芝1800m)を予定。9月上旬にも栗東トレセンへ帰厩する模様だ。

ポルトドートウィユ