【阪神JF】3連勝狙うアットザシーサイド「前走は思った以上」

9日、日曜阪神11レース・阪神JF(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

デビューから2連勝中のアットザシーサイド(牝2、栗東・浅見厩舎)は助手を背に坂路で60.8-42.5-25.8-12.2秒をマーク。

川上調教助手は「週末に本追い切りをやって、今週は上がりを伸ばす程度で。厩舎のいつものパターンの調整です。中間も変わりなくいい感じでこれていますよ。ゲートはあまり速くないけど、道中を力まずに走ってくれています。その分、最後もいい脚を使ってくれるのかな。前走は思った以上に強い競馬でしたから」と順調さをアピール。母ルミナスハーバーは06年のこのレース3着。娘が雪辱を果たす勝利を狙う。

アットザシーサイド


ファンタジーS6着からの巻き返しを狙うメイショウスイヅキ(牝2、栗東・本田厩舎)は助手を背にCWで6F82.8-65.7-51.4-38.2-12.9秒。軽めながら13秒を切る時計をマークしてきた。

管理する本田調教師は「馬なりで。予定したより時計は2つ速かったかな。ま、いい動きをしてたと思う。いつもレースで頭を上げて走っていて、中間は馬具を工夫しているから、それがレースでも生きてくれれば。中山でマイルも経験しているし、あとは道中をうまく回ってくれば。最後は確実に脚を使ってくれるからね」 と馬具の効果による変化にも期待する。2走前にはオープンクラスの競走も勝利しており、そのあたりが噛み合ってくれば上位争いも可能だ。

メイショウスイヅキ


アドマイヤリード(牝2、栗東・松田博厩舎)は前走の白菊賞で2勝目をマーク。そこから中1週となる今回は助手を背にCWで6F85.4-69.2-53.8-39.5-12.3秒。馬なりから終い重点での追い切りとなった。

「中1週なので単走でおしまいを重点にやりました。チップでもしっかり動けていたし、状態は維持できていますよ。引っ掛かるようなタイプでもないし、出たところでスムーズに流れに乗れる。外回りコースも問題ないでしょう」と話す松田調教助手。管理する松田博資調教師にとっては、ブエナビスタ、レーヴディソール、ジョワドヴィーヴルで制している相性のいいレース。来年2月末で定年を迎える名伯楽へまた1つ勲章を増やすことができるか。

アドマイヤリード