ダート路線は新時代へ サウンドトゥルー大野「来年は受けて立つ番」

1着 サウンドトゥルー(大野拓弥騎手)
「一戦一戦強くなってきて、まだG1を勝てていない中で、最後がキレイに締まってよかったと思います。展開は向いていると思いましたが、思っていたよりもペースが速くて追走に苦労していましたね。手応えは十分ではありませんでしたが、気合をつけたら食らいついていく格好を見せてくれたので、“いけるな”と。直線に入ってからは“すぐに捉えられる”と思ったのですが、ホッコータルマエがしぶとくて、人馬共に一杯一杯でした。さすがにG1を何度も勝ってきた相手だけあって接戦になりました。

年の始めにはG1を2つも勝てるとは思ってなかったです。馬が一戦一戦力をつけてくれて、本当に感謝しています。今年は大井でG1を2勝させてもらって、来年もホワイトフーガ、サウンドトゥルー共に頑張っていきますので、よろしくお願いします。来年は受けて立つ番だと思うので、人馬ともにさらにパワーアップして頑張ります」

(高木登調教師)
「ここ2戦は悔しい思いをしていました。ずっと良い状態をキープして問題ないと思っていましたし、勝てる力はあると思っていましたよ。スタートで上手く前の方に付けられたとは思ったんですが、道中はいつもとリズムが違う感じて追走に苦労している雰囲気があったので、“最後はどうなるかな”と少し心配しながら見ていました。直線は力が入りましたね。何とかギリギリで交わせたのでよかったです。

今年1年は順調に上手く使えてきて、力を付けてきました。昨年の10月まで500万クラスをウロウロしていたのですが、そこから一気に力を付けました。馬が柔らかくなってきたことと、使っても反動が出なくなりましたね。厩舎としても非常に良い年でした。

(次走について)今日も一杯一杯の競馬をしているので、次走は様子を見てからですね。今が充実期だと思いますので、これからもどんどんタイトルを獲りたいなと思っています。何とかG1を勝つことができましたので、これからも応援よろしくお願いします」

2着 ホッコータルマエ(幸英明騎手)
「勝った馬も力をつけていますね。しかしコパノリッキーの力も知っていますから、どうしてもコパノに楽な競馬をさせないような形になりました」

3着 ワンダーアキュート(和田騎手)
「体重も減っていて相変わらずでしたが、良いレースをしてくれましたし、十分力を出してくれました。3コーナーで少し待って、何とか前の2頭に食らいつければと思っていたんですけどね。ラストランで、無事なら何よりだと思っています」

4着 コパノリッキー(武豊騎手)
「良い感じでハナに行けたんですが、マークもきつかったですし、逃げ馬の宿命です。それにしても、1コーナーで右手前に変えてからずっと手前を変えませんでした。前走も手前を変えようとしなったんですよ。状態は良いと思っていたけれど、どこか本調子じゃないのかな……。また来年、頑張ります」

6着 ハッピースプリント(宮崎光騎手)
「今日はこの相手にどこまでやれるかなと強気に行きましたが、まだまだ力が足りなかったですね。結果的に強気に競馬をした分、この着順だと思います」

サウンドトゥルー