【愛知杯】終い鋭く反応ハピネスダンサー「あとは相手関係」

13日、土曜中京11レース・愛知杯(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。前走、修学院S1着のハピネスダンサー(牝5、栗東・高野厩舎)は、助手を背に坂路で上がり重点の調整。しまいビッシリと鞍上が気合を付けると鋭く反応して4F56.2-40.2-25.7-12.4秒をマーク。前走後からひと息入っているが、更に力強さが増した印象だ。

動きを見つめた高野友和調教師も「追い切りは上がり重点でしっかりやりました。体調はいいですね」とデキの良さに太鼓判。一昨年の秋華賞(14着)以来となる重賞挑戦に向けても「前走はハナに行きましたが、出して行ったのではなく出たなりでしたから。どこからでも競馬ができるというのは強みですね。あとはオープン、重賞での相手関係だけでしょう」とその口ぶりから期待の大きさがうかがえる。

過去2度の重賞挑戦はともに2ケタ着順と苦汁をなめているが、ここ2走は条件クラスながら上がり3F33秒台の決め手を発揮して2連勝。当時とは馬の充実度が全く違う。完成期を迎えた上がり馬が久しぶりの重賞でどんなパフォーマンスを見せるか。その成長ぶりが注目される。