安定感光るバスタータイプが連勝を果たす…アレキサンドライトS

1月23日(土)、1回中山7日目11RでアレキサンドライトS(ダ1800m)が行なわれ、内田博幸騎手騎乗の3番人気・バスタータイプ(牡4、栗東・佐藤正厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.7(稍重)。

2着には3/4馬身差で2番人気・クライスマイル(牡5、美浦・大和田厩舎)、3着には1馬身3/4差で1番人気・リッカルド(セ5、美浦・黒岩厩舎)が続いて入線した。

スタートで抜けたメイプルレインボーをクライスマイルが制し、先頭に。そのあとをキネオイーグル、エキマエ、リッカルド、バスタータイプ、センチュリオンが続き、ほぼ塊のままレースが進んでいく。3、4コーナーに差し掛かかると、後方にいたドラゴンピース、トウショウギフトがまくってくるなどして、さらに馬群が縮まる。
しかし直線に入っても先頭はクライスマイルのままで、後続を寄せ付けずに押し切りを図るも、その外をバスタータイプがグングン脚を伸ばしていき、ゴール前でクライスマイルを交わして1着となった。

勝ったバスタータイプはデビュー以来掲示板を外したことがないという安定した成績の持ち主で、500万下を脱出するのに6戦を要したが、昨夏の休養以降は3戦2勝と馬が一変。昇級緒戦、しかも強力な馬がいたものの、名前の通り並外れた競馬をしてくれた。まだ底を見せていない同馬の今後が楽しみだ。
馬主は村上稔氏、生産者は新ひだか町の藤原牧場。馬名の意味由来は「並外れた+型、性格」。

1着 バスタータイプ(内田博騎手)
「みんなが外から動いていきましたし、一緒にいくと外を回ることになると思ってジッとしていました。4コーナー手前辺りで進路があくと思いましたし、追い出してからも良い反応を見せてくれました」

2着 クライスマイル(田辺騎手)
「上手くいったと思いましたが…。今日は休み明けの分もありましたからね。左に張りながら走っていたので、左回りコースの方が競馬がしやすいと思います。今日は大丈夫でしたが、ゲートで何かやりそうな雰囲気はあるので、その辺りを気を付けていければと思います」

3着 リッカルド(蛯名騎手)
「抜け出しても良さそうな感じなんですけどね。2走前の状態がすごく良かったので、それに比べると少し物足りないところもありました。まだ気持ちの面で弱さもありますし、心身ともに上手く噛み合ってきてくれればと思います。良い馬ですし、厳しい経験を積ませてオープンでもやれるように育てていきたいですね」

4着 エキマエ(江田照騎手)
「骨折明けで長いブランクがありましたし、今日は次に繋がる競馬が出来ればと思っていましたが、道中の手応えも良くてオッと思う場面もありました。最後は甘くなりましたが、力のあるところを見せられたと思います」

5着 センチュリオン(大野騎手)
「4コーナー辺りで少し苦しい格好をしていましたが、最後までしっかり脚を使ってくれました。ひと叩きされて、馬も良くなっていたと思います」

アレキサンドライトSの結果・払戻金はコチラ⇒

バスタータイプ
(牡4、栗東・佐藤正厩舎)
父:ホワイトマズル
母:グローバルソング
母父:ブライアンズタイム
通算成績:11戦4勝

バスタータイプ

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