【京王杯SC】サトノアラジンが突き抜けて待望の重賞初制覇!

5月14日(土)、2回東京7日目11Rで第61回京王杯SC(G2)(芝1400m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の3番人気・サトノアラジン(牡5、栗東・池江寿厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:19.6(良)。

2着には1馬身半差で7番人気・サンライズメジャー(牡7、栗東・浜田厩舎)、3着にはクビ差で2番人気・ロサギガンティア(牡5、美浦・藤沢和厩舎)が続いて入線した。

スタートでサトノアラジン、サンライズメジャーがやや出負け。先行争いはさほど激しくならず、押し出されるようにサクラゴスペルがハナへ。人気のエイシンスパルタンが並んで2番手。内からオメガヴェンデッタが好位を追走し、ロサギガンティアがその後ろのインコース、ダッシングブレイズ中団外目で脚をためる。前半3Fを34.6秒という淡々とした平均ペースで流れ、レースは4角から直線へ。
サクラゴスペルが坂下で追い出すが、内からオメガヴェンデッタが競り落としにかかって先頭に立つ構え。エイシンスパルタンはジリジリとしか伸びない。オメガヴェンデッタがもう一粘りを見せる中、馬群を割ってロサギガンティアがやってくるが、更に外から馬場の五分どころを通ってサトノアラジンが際立つ脚色で伸び、先行勢をひと飲みして1着でゴールイン。2着にはスタートでやや出遅れながらも勝ち馬の後ろを通って伸びたサンライズメジャー、3着には内から差し込んだロサギガンティアが入った。

勝ったサトノアラジンは2~3歳時から重賞で入着するなど、早くから活躍が期待されていたが、レースでかかる気性もあり出世が遅れていた。昨年春にOP入りしてからは堅実な走りで、秋にはマイルCSでも4着に好走。今回は待望の重賞初制覇となった。全姉に14年エリザベス女王杯勝ち馬ラキシスを持つ良血で、今後は姉と同じくG1での勝利に期待したいところだ。馬主は里見治氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+人名」。

京王杯SCの結果・払戻金はコチラ⇒

サトノアラジン
(牡5、栗東・池江寿厩舎)
父:ディープインパクト
母:マジックストーム
母父:Storm Cat
通算成績:19戦6勝

サトノアラジン

サトノアラジン

サトノアラジン

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。