【安田記念】上積みたっぷりロサギガンティア「前走よりもやれるのでは」

1日、安田記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、京王杯SC3着のロサギガンティア(牡5、美浦・藤沢和厩舎)は、杉原誠人騎手(レースではM.デムーロ騎手が騎乗予定)を背に南ウッドチップコースで追われ、5F68.8-52.4-38.3-12.9秒をマークした。

【藤沢和雄調教師のコメント】
「前走は、昨年12月以来のレースで少しモタモタしているところもありましたが、3着という結果については仕方ないかと思っています。レース後の反動もそれほどありませんでしたし、先週、今週と強めに乗ってきています。今日の追い切りは、ゴール前だけ並べるようにと指示しました。時計はそれほど目立ちませんが、ラクに並べたと思います。

スタートも上手くなりましたし、かかる馬ではないのでマイルも大丈夫だと思います。ここのところ上手に立ち回れるようになりましたし、枠はどこでもいいかなと思っています。強い相手がいますけど、休み明けを使って順調にきているので、前走よりもやれるのではないかと思っています」

ロサギガンティア


前走、日経賞5着のディサイファ(牡7、美浦・小島太厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F53.7-39.4-26.6-13.7秒をマークした。

【小島太調教師のコメント】
「前走は2500という距離に不安はありましたが、対応できれば今後のレース選択肢の幅が増えますし、デキがものすごく良かったので試してみたいなという感じで使いました。ハナに立つような競馬で、今までにこの馬がやったことのないような形の競馬になりました。前走後は出来ればドバイで、それがダメなら香港で使いたいと思っていましたが、招待されず残念でした。

中間は放牧に出して、牧場でも休まずに調教を積んできました。帰厩後も順調です。年齢の割りに馬の状態はすごく良いですし、強い調教をやってもビクともせずに耐えています。追い切りも私が見たところ、満足の行く動きでしたし最高の状態だと思います。肉体的にどんどん良くなっています。

マイルは初めてで未知数ですが、自分の考えとしてはこの距離は得意ではないかと思っています。東京1800の毎日王冠で好走していますし、1ハロン短縮したマイルでもやれるだろうと思っています。あまり速い時計になると苦しいですけど、平均的な流れの競馬になれば食らいつけるのではないかと思っています」

ディサイファ