【安田記念】前日最終オッズ マイル王モーリスが1.6倍で一番人気!

6月5日(日)に行われる第66回 安田記念(G1)(3歳上 混合 定量 国際 指定 芝1600m) の前日最終オッズが発表された。

1.6倍と断然の支持を受けているのが世界のトップマイラー、モーリス。前走のチャンピオンズマイルは軽く仕掛けられただけで矢のような伸びを見せ快勝。マイル路線では国内に敵なしの様相だ。今回は遠征帰りで、東京競馬場の検疫厩舎での調整になっていることが1つの不安材料に挙げられているが、逆に言えば不安な点はそこだけ。紛れも無く1着に一番近いところにいるのはこの馬だ。ヤマニンゼファー以来、3頭目の連覇に期待がかかる。

海外実績では負けていないぞ、と意気込むのが5.5倍で2番人気に支持されたリアルスティール。前走のドバイターフでは並み居る強豪を破って悲願のG1初制覇を海の向こうで成し遂げた。そんな同馬も国内では未だ2勝にとどまっているのも事実。今回は初のマイル戦、相手は世界一との呼び声高いモーリスと、決して楽な条件ではないが、ここで国内G1制覇を果たし、苦杯を嘗めたクラシックの借りを返したいところだ。

3番人気が6.2倍でサトノアラジン。前走は初の1400m戦、京王杯SCだったが、上がり3F32.4秒という目の覚めるような末脚で4角12番手から先行馬をまとめて差し切り、重賞初勝利。もともと素質は高く評価されていた同馬だが、レースでかかる気性、トモの甘さなどから出世は遅れたが、「ここに来てトモもしっかりしてきた」と池江寿師がコメントしているように、ようやく心身ともに本格化してきた印象。末脚の爆発力はメンバー中トップクラスのもの。大舞台になればなるほどそのポテンシャルは脅威になりそうだ。

4番人気が10.3倍でイスラボニータ。一昨年の皐月賞馬はここ最近掲示板止まりと、やや精彩を欠いている印象もあるが、昨年のマイルCSでは出遅れながらもメンバー上がり最速の33.0秒で追い込み3着。左回りで馬券圏外に敗れたのは3歳時のジャパンカップだけで、東京コースも4勝と高い安定感を誇る。条件はまさにベストで、そろそろ一発大駆けがあっても良い頃では。

ここからオッズは離れ、20.6倍でロサギガンティアが5番人気。昨年末に阪神Cを制し、休み明けだった前走の京王杯SCは3着。一叩きの効果で前進が見込めそうだ。
6番人気はフィエロで、29.3倍。相手は強いが、悲願のタイトル奪取に向けて、年齢的にも残されたチャンスは多くない。一戦一戦勝負を懸けてくるはずだ。
香港からの遠征馬で、前走チャンピオンズマイルはモーリスの2着と善戦したコンテントメントは、47.4倍で9番人気と低人気だが、香港馬は過去に2勝を挙げているように日本の馬場でも十分な実績があり、ハマれば一発があってもいい。

世界一のマイラー、ドバイ王者、実績豊かな国内組と、役者は揃った。さあ、どんな1分半のドラマが見られるか、注目だ。単勝オッズは以下の通り。

8 モーリス 1.6
11 リアルスティール 5.5
7 サトノアラジン 6.2
9 イスラボニータ 10.3
3 ロサギガンティア 20.6
10 フィエロ 29.3
4 ディサイファ 32.3
6 ロゴタイプ 36.6
5 コンテントメント 47.4
1 クラレント 49.5

2 ダノンシャーク 59.9
12 レッドアリオン 125.3

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。