大外をまっすぐ伸びる、トリコロールブルーが快勝!

トリコロールブルー

16年7/17(日)3回中京6日目5R 2歳新馬(芝2000m)

トリコロールブルー
(牡2、栗東・友道厩舎)
父:ステイゴールド
母:ペンカナプリンセス
母父:Pivotal

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

パドックを周回している時に、トリコロールブルーの右眼(パドックは左廻りで、そちらしか見えない)が凄いのに気がつく。気が強そうな、気の悪さも秘めていそうな白目がちの眼だった。
ディープインパクト産駒のマイティドリームは、まったく気合いのない周回。馬場入場した時にやっと少しだけ首さしがキリリッとなった瞬間があったぐらいで、おっとりした性格の様だった。
レースは馬場の悪さも影響したのか、後方に待機して外へ出した3頭が、外と内に別れての直線の進路の取り方。特に大外を選択したトリコロールブルーの伸びが圧巻で、楽勝のデビュー戦であった。


スタンド前からのスタート。そうバラけることもなく、互角のゲートの出ではなかったか。真ん中からペプチドホープが先手。外のトリコロールブルーが2番手、内でマイティドリームが3番手で、最初のカーブに向かう。外からラニカイシチーが前に出てきて先手となって、カーブを廻っていく。さらにシェルブルックも順位を上げてきて、次のカーブではラニカイシチーが先頭、2番手ペプチドホープで3番手にシェルブルックが上がり、マイティドリームが下げて4番手となって、向こう正面へ入っていく。
後ろのプレストマテラフィールドが前との差を詰めていく向こう正面、最後方にいたレッドクライムが前に上がっていこうとして馬群は一気に短くなり、先頭から最後方のカールスナウトまで、4馬身ちょっとか。至って流れは遅い感じである。3コーナーに入る時にはトリコロールブルーがドンジリとなっていた。それでも前と後ろの差は、全くないに等しい。

3コーナーに入っていくときには、MデムーロJ騎乗のレッドクライムはさらに順位を上げていき3番手の外、その後ろにマイティドリームが単騎の4番手、前とは2馬身の差がある。普段ならばこの位置が絶好の位置なのであるが、何と言っても新馬戦、果たして、反応して伸びてくれるのかが判らない。
その後ろに位置するトリコロールブルーの手応えがもの凄い。そして前はラニカイシチーにペプチドホープ、シェルブルック、その外のレッドクライムの4頭が、重なる様に並んで4コーナーへと向かっていく。

直線のラスト300mあたりでは、9頭が一瞬だけ横並びになった時があった。しかし一番外を選択したトリコロールブルーの伸びは全く違っていて、どんどんと内の馬達に差をつけていく。
ラスト1ハロン過ぎには、単独の先頭に立ったトリコロールブルー。鞍上の福永Jはチラっと内目の方を見て、後続の動きを確認する余裕さえもあった。最後までステッキは左手に持ったままで、手綱から離れることはなかった。これまた後ろからいい伸び脚をみせたカールスナウトに2馬身の差をつけて、強め程度の手応えでゴールを過ぎ去って言った。

このトリコロールブルーの稽古を、水曜に見た。昨日にデビューしたルタンデュボヌールには見習い騎手が乗って、こちらには福永Jが乗っての追い切り。友道厩舎の2組、4頭がゴール前で前後するものであった。一番後ろに入ったのがトリコロールブルー。だが手応えはそんなに悪いものでなかった。
しかし何よりも一番先に来たのがアドマイヤミヤビ藤岡康Jが乗って真っ先にゴールに入ったのを見届けた。それは今週日曜のマイル戦でデビューらしい。そこには池江厩舎にも好素材の馬を用意していると聞く。

まだまだこれからドシドシといい馬がおりてくる、そんな関西2歳デビュー前なんであります。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。