【マーキュリーC】ストロングサウザーがインから突き抜け重賞2勝目!

ストロングサウザー

7月18日(祝・月)、盛岡競馬場で行われた交流重賞・第20回 マーキュリーC(Jpn3)(別定 1着賞金:2300万円 ダート2000m)は田辺裕信騎手騎乗の2番人気・ストロングサウザー(牡5、美浦・久保田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:02:4(良)。

2着は2馬身差で9番人気・タイムズアロー(牡8、船橋・川島一厩舎)、3着はハナ差で5番人気・マイネルバイカ(牡7、栗東・西村厩舎)が続いて入線。1番人気のケイアイレオーネ(牡6、大井・佐宗応厩舎)は8着に終わった。

揃ったスタートから、ケイアイレオーネ、マイネルバイカの6枠2頭が飛び出すと、タイムズアロー、外枠のストロングサウザーも先行。昨年の覇者ユーロビートはその後方の中団に構え向こう正面で進出。
先行勢にユーロビート、クラージュドール、マイネルバウンスらがとりつき、地方交流重賞としては珍しく直線を向く頃には横一線の争いに。ケイアイレオーネらが先に脱落するのを尻目に、道中でインに進路をとったストロングサウザーが抜け出し。13番枠のスタートから内をすくう意表を突いた騎乗に導かれ、重賞2勝目をマークした。

勝ったストロングサウザーは今年の佐賀記念に続く重賞2勝目。地方交流競走では3戦2勝と、タフな馬場を味方にタイトルを重ね、今後もこの路線を沸かせてくれそうだ。馬主は村木篤氏、生産者は千歳市の社台ファーム。馬名の意味由来は「冠名+南風」。

【田辺裕信騎手のコメント】
「(ファンからの熱烈な祝福に)こっちが感謝します。ありがとうございます!(盛岡はJBCを制した相性の良い舞台ですね?)盛岡は広いコースで乗りやすいコースだと思っています。今日は馬場状態は内のほうが深かったり、真ん中が伸びたりだとか、難しいことを考えさせられましたけど、結果が残せたのは相性が良い証拠だと思います。いくつか前にレースに乗って、感触を確かめることはできなかったので、レースを観て、乗っているジョッキーに馬場状態を聞いて、考えました。

いつになくスタートも上手に決めてくれて、スローペースになったのも良かったんですが、内をつく賭けは先生とも『あまり外外を回るよりも、内を攻められないかな』と話していたので、思い通りにいったなと思います。馬が直線を向いて、もう一回ハミを取りなおしてくれて、よく頑張ってくれたと思います。パドックでも凄く声援も聞こえてきて、耳には入っていたのですが、僕から手を振って返すわけにもいかないのでね(笑)。結果残したいと思っていて、こうやって、ここに立てる事が出来てホッとしています。ありがとうございます!」

ストロングサウザー
(牡5、美浦・久保田厩舎)
父:ハーツクライ
母:エヴァンタイユ
母父:Lear Fan
通算成績:21戦7勝
重賞勝利:
16年マーキュリーC(Jpn3)
16年佐賀記念(Jpn3)

ストロングサウザー

ストロングサウザー

ストロングサウザー

持ち味の思い切りの良さをみせた田辺裕信騎手


※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。