絶好調・圭太に導かれて素質馬ヤングマンパワーが1年半ぶりの重賞V!

●8月14日(日) 2回新潟6日目11R 第51回関屋記念(G3)(芝1600m)

サマーマイルシリーズの第2戦。真夏の新潟で行われるスピード勝負を制したのは前走の多摩川Sから連勝となった昨年の3着馬ヤングマンパワー(牡4、美浦・手塚厩舎)。3歳時にアーリントンCを勝っている実力馬が完全復活を遂げた。

ピークトラム、ロサギガンティアも出方をうかがう中、昨年の覇者レッドアリオンが敢然とハナを切り、前半2ハロン目が11.1秒、続く3ハロン目は10.8秒と速いラップを刻む。勝ったヤングマンパワーはビュンビュン飛ばす先行勢を好位で見るポジション。直線に向き、高速馬場の新潟らしく、先行馬もなかなか止まらないが、直線半ばから一歩ずつ前との差を詰めると、最後は内から差し返すダノンリバティをねじ伏せるようにゴール。

先週に続いてウイナーズサークルに立った戸崎圭太騎手は「スタートも出てくれましたし、競馬が上手な馬なのである程度良い位置で運ぼうと思っていました。外から他馬に来られたのは誤算でしたが、すぐにガマンして走れました。手応えも十分ありましたし、前走で乗って終いに良い脚を使えるのは分かっていたので、タイミングを見て追い出しました」とクールに振り返る。

このヤングマンパワーには前走に続いての騎乗となったが、そこで得た長所、短所を素早く解析し、次のレースに生かすあたりはさすが全国リーディングのトップを走るジョッキー。「元々ラクに勝つようなタイプではありませんし、レースごとにしっかり走ってくれるタイプで乗りやすいです。元々素質のある馬ですし、良いときに乗せていただいています。ますます力を付けていると思いますし、これからが楽しみです」と今後の活躍にも期待を寄せる。

これで今年の重賞は9勝目で、サマージョッキーズシリーズのポイントも2位に浮上。ヤングマンパワーはサマーマイルシリーズ、そしてサマージョッキーズシリーズの最終戦にもなる京成杯AHで昨年3着と、この関屋記念にも重なる成績。人馬ともにサマーシリーズの行方も非常に楽しみとなってきた。

ヤングマンパワー

ヤングマンパワー

ヤングマンパワー

ヤングマンパワー

イケメン俳優の山本裕典さんがプレゼンターを務めた


ヤングマンパワー