【神戸新聞杯】ロードヴァンドール&ヒルノマゼランは熱い併せ馬で権利獲りを狙う

ロードヴァンドール

力強く先着を果たしたロードヴァンドール

21日、神戸新聞杯(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、藻岩山特別2着のロードヴァンドール(牡3、栗東・昆厩舎)は、同じく神戸新聞杯に出走する前走、HTB賞11着のヒルノマゼラン(牡3、栗東・昆厩舎)とCWコースで併せ馬を敢行。ともにゴール前はしっかりと一杯に追われ、0.2秒先行したロードヴァンドールが6F80.7-64.5-50.1-37.5-12.7秒で半馬身先着。古川吉洋騎手が騎乗したヒルノマゼランは6F80.6-64.4-50.0-37.6-12.8秒をマークした。

ロードヴァンドールに騎乗した太宰啓介騎手は「この馬場(不良)でしたが、やはり調教は動きますね。最後でしっかり盛り返すように動いてくれました。跳びの大きな馬だし、広いコース、距離延長は問題ないと思う。相手は強くなりますが、後ろが牽制し合うようなら……。何とか権利をとれないかな」と早めの競馬で一発を目論む。

一方、ヒルノマゼランについて、昆貢調教師は「追い切りで遅れたのは内、外の差もあっただろうか。そこは気にしていないよ。大型馬で前走は競馬場滞在の仕上げで物足りないようなところもあったから。こっちへ戻ってからの調整は順調だし、段々と良くなっている。ま、この強い相手と走らせてどうかだな」と慎重な口ぶりだが、長丁場向きの血統背景を持つだけに、この攻め強化でどこまで強敵相手に食らいつけるか見ものだ。

ヒルノマゼラン

先着を許すも上々のタイムをマークしたヒルノマゼラン