【シリウスS】カゼノコ申し分ない仕上がり「いい状態でレースに臨めそう」

カゼノコ

28日、シリウスS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

1月の川崎記念5着以来、8カ月ぶりの実戦となるカゼノコ(牡5、栗東・野中厩舎)は、北村友一騎手が手綱をとってCWコースで7Fの単走追い。残り3Fあたりから徐々にピッチを上げると、直線はビッシリと一杯に追われ7F98.2-81.6-66.9-52.5-38.5-12.1秒とゴールまで力強いフットワークで仕上がりの良さをアピールした。

野中賢二調教師は「順調に乗り込んでこられたし、先週の追い切りでグッと良くなってきたな。いい状態でレースに臨めそうだよ。追い込み脚質だし、少しでも頭数が少なくなるのは歓迎だね。あとは斤量差だな。うちのは58キロだから、軽量馬との差がどう出るかだな」と58キロのトップハンデには慎重な口ぶりも挑戦面には不安はなさそうだ。

前走、BSN賞12着のメイショウイチオシ(牡5、栗東・庄野厩舎)は、助手を背に坂路で終い一杯に追われて4F54.8-39.0-25.0-12.3秒を計時。先週の水曜日、日曜日、そして最終追い切りと全く同じタイムで、道中もほぼ同じラップを刻んでいる。

「前走はスタートでつまづいて流れに乗れなかったから。芝スタートなら無難に出てくれると思う。ただ、芝の行きっぷりがもうひとつのところがあるのがね。 休み明けを使った上積みは見込めるけど……。うまく流れに乗れるかがポイントかな」と庄野靖志調教師は控えめも、阪神の2000mは2走前に準オープンを勝利。降級前のオープン特別では4着、5着と適性は示している。