【エリザベス女王杯】タッチングスピーチ淀向きの脚 石坂師「やりすぎないように調整してきた」

9日、エリザベス女王杯(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

宝塚記念12着以来の実戦となるタッチングスピーチ(牝4、栗東・石坂厩舎)は、助手を背に坂路での最終追い。古馬1000万のサンライズアルブルを追いかけ、一杯に追われ4F53.9-39.4-25.6-12.7秒をマーク。ゴールでは0.2秒先着し、重賞ウイナーとして格の違いを見せつけた。

この馬を管理する石坂正調教師は「予定通りの併せ馬。動きは良かったです。牝馬だからあまりやりすぎないように調整してきました。順調にきていますね。春は京都記念で2着してからあまりいい結果を出せなかったけど、こちらが考えていたほど、状態が整っていなかったのかもしれない。今回は良いと思いますから、改めて期待ですね」とコメント。

昨年のエリザベス女王杯は勝ち馬マリアライトからタイム差なしの3着。今年2月の京都記念でも牡馬相手に2着と、勝ち星こそなかれ、京都芝外回りコースに高い適性を見せている。今回は久々の牝馬限定戦。混合戦で揉まれてきたその実力が淀の舞台で花開くか、実力馬の走りに期待したい。

タッチングスピーチ