大和屋暁オーナーのイイナヅケ 笠松への移籍初戦を快勝!

イイナヅケ

11月23日(祝・水)、競馬ラボでは「通暁暢達」の連載でおなじみ大和屋暁オーナーが所有していたイイナヅケ(牝3、笠松・後藤正厩舎)が、この日の笠松競馬4R(ダート1400m)で地方競馬移籍初戦を迎えた。向山牧騎手を背に、好位追走から押し切り、5馬身差の快勝。中央・地方通じて、これが初勝利になった。

イイナヅケは祖母にダートの追い込み馬として名を馳せたブロードアピールがいる血統。2014年のセレクトセールにて大和屋オーナーが2268万円で落札も、デビュー前から幾度となく脚元の不安を発症。手術を余儀なくされた。ようやく態勢が整い、2歳新馬戦の始まる6月4日、3歳未勝利戦で初出走を果たすと12番人気ながら3着に好走。次戦も2着に健闘するが、9月までの計5戦で未勝利に終わった。

その後はJRAへの復帰を目指して、笠松競馬の後藤正義厩舎に移籍。転厩初戦を模索していたが、態勢が整わないため度重なる回避。これが待望の転厩初戦だった。

順調ならば、12月5日(月)から始まる次開催で次戦を予定。中央返り咲きのための権利を手にすることが出来るか。なお、大和屋オーナーが地方競馬の馬主資格を有していないため、現在は森川勇一郎オーナーが一時的に所有している。

イイナヅケ
イイナヅケ
イイナヅケ

右から二人目が現在、イイナヅケを所有している森川オーナー