1番人気ツクバアズマオーが直線半ばで抜け出して快勝!…ディセンバーS

ツクバアズマオー

12月18日(日)、5回中山6日目11RでディセンバーS(芝2000m)が行なわれ、吉田豊騎手騎乗の1番人気・ツクバアズマオー(牡5、美浦・尾形充厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:00.9(良)。

2着には3/4馬身差で3番人気・ルミナスウォリアー(牡5、美浦・和田郎厩舎)、3着にはハナ差で10番人気・シャイニープリンス(牡6、美浦・栗田博厩舎)が続いて入線した。

内からヤマニンボワラクテが行く構えを見せるが、外からマイネルフロストが一気にハナを奪って主導権を握る。同じ勝負服のマイネルラフレシアも前へ。ツクバアズマオーはちょうど中団の真っ只中を追走。ルミナスウォリアーは後ろから3頭目くらいのポジション。 3~4コーナーでクラリティスカイがマクリ気味に進出して直線へ。内でマデイラ、シャイニープリンスが粘り込むところを、外からツクバアズマオーが一気に交わして抜け出す。後方に控えていたルミナスウォリアーが突っ込むも、2着が精一杯。ツクバアズマオーが3ヶ月ぶりのレースをトップで駆け抜けた。

勝ったツクバアズマオーは今年4月の湾岸Sでオープン入りすると、巴賞、函館記念をともに3着。前走のオールカマーもゴールドアクター、サトノノブレスといった一線級相手に3着と互角の勝負をしていた。これがオープンクラスの初勝利で、昨夏以来掲示板を外さない堅実な走りを見せており、来年は重賞勝ちへの期待も高まる。
馬主は荻原昭二氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「冠名+東の王様」。

1着 ツクバアズマオー(吉田豊騎手)
「いつもは馬群をさばくのがパターンだけど、外々を回ってもいい脚を使えた。きょうは強さを見せられたと思う。スタートは出たとはいえ、ゲートでそわそわしたり、まだ精神的には課題が残っている。でも、返し馬は落ち着いていたし、着実な成長を感じるよ。相手なりにがんばれるタイプ。この感じなら、重賞でも差し切れる手応えを得られたね」

2着 ルミナスウォリアー(柴山騎手)
「あと一歩でした。よく伸びています。重賞でもやれる力がありますし、状態も良かった。右回りも問題なかったですよ」

4着 マデイラ(勝浦騎手)
「最後まで止まっていない。よくがんばっている」

5着 クラリティスカイ(田辺騎手)
「道中はいい感じでしたよ。ただ、ゲートで躓きかけました。間隔が開いた影響もあったと思います」

6着 バロンドゥフォール(木幡巧騎手)
「十分に通用する能力を感じます。もう少し上手に乗れていたら。掲示板はあったのに、申し訳なかったです」

7着 マイネルフロスト(松岡騎手)
「最後にもうひと踏ん張りできないのが課題だね。楽なペースで生かせてもらえたのに」

13着 マイネルラフレシア(丹内騎手)
「早めに手応えがなくなりました。中山向きではありませんね」

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  • ツクバアズマオー
  • (牡5、美浦・尾形充厩舎)
  • 父:ステイゴールド
  • 母:ニューグランジ
  • 母父:Giant’s Causeway
  • 通算成績:26戦6勝

ツクバアズマオー
ツクバアズマオー

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