【POG】ハーツクライ産駒ルヴォワールが鋭い切れ味で差し切りV!…中山新馬

ルヴォワール

1月8日(日)、1回中山3日目6Rで3歳新馬(芝2000m)が行なわれ、石川裕紀人騎手騎乗の1番人気・ルヴォワール(牝3、美浦・手塚厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:03.6(良)。

2着には1馬身1/4差で2番人気・サトノルーラー(牡3、美浦・国枝厩舎)、3着には2馬身差で7番人気・クラークキー(牡3、美浦・池上弘厩舎)が続いて入線した。

ルージュリアンが逃げる展開の中、ルヴォワールは好位の内目、4番手を追走する。3~4コーナーで先行集団が一かたまりとなり、外からフジマサスターダムが一気に押し上げ、持ったままの手応えで直線に向く。追い出しにかかるが、前が開いたと同時にルヴォワールが鋭く反応し、残り200mであっという間に交わして先頭に立つ。外から人気の一角サトノルーラーが追い込んでくるが、2番手まで。先に抜け出したルヴォワールが1馬身ほどのリードを保ってデビュー勝ちを決めた。

勝ったルヴォワールの母、リュヌドールは現役時代に仏G2のマルレ賞、ポモーヌ賞を制しており、ヨークシャーオークスでも3着に入る活躍を見せ、04年のジャパンCにも参戦している。日本に輸入されてから、11年に父ガリレオの牡馬、12年に父ディープインパクトの牝馬を産んでいたが、いずれもJRAでデビューしておらず、この馬が産駒の初出走・初勝利となった。クラブでの募集価格は2800万円。
馬主は有限会社キャロットファーム、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「再会(仏)。父と母が運命の再会を果たして生まれたことより」。

1着 ルヴォワール(石川騎手)
「強いの一言。調教も動けていましたし、新馬からやれる手応えがありました。実戦でどうかという不安もあっさり払拭。内容も完璧でしょう」

3着 クラークキー(柴山騎手)
「まだ子供っぽく、道中は集中せずにふわふわしていました。でも、気合いを付けたら、すばらしい反応。いい脚を使えますよ」

5着 パガットケーブ(内田博騎手)
「ゲートで体を硬くした。まだ緩く、ギアが瞬時に上がらないね。でも、狭いところでも怯まずに走れたし、初戦としてはいい内容。長い目で見てほしいが、能力が高いよ」

7着 カンタンテ(戸崎騎手)
「乗り味はいいですよ。これからしっかりしてくれば」

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  • ルヴォワール
  • (牝3、美浦・手塚厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:リュヌドール
  • 母父:Green Tune

ルヴォワール
ルヴォワール

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