【東海S】ピオネロ6歳にして新境地 松永幹師「いい競馬をしてフェブラリーSへ」

18日、東海S(G2)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、シリウスS2着からの参戦となるピオネロ(牡6、栗東・松永幹厩舎)は助手を背に重馬場発表のCWコースに登場。一杯に追われて6F82.9-67.5-52.9-39.0-12.1秒をマーク。馬場状態も考慮しても、このラスト1Fは優秀で、休み明けながらしっかりと仕上がった。

「今朝は単走でビッシリと追いました。良い動きをしていましたし、放牧明けでもうまく仕上がっています。左回りの方がよりいい馬だし、ダートではまだ底を見せていません。前走の3着馬(アポロケンタッキー)は東京大賞典を勝った。この馬もここでいい競馬をして、フェブラリーSへ向かいたい」と既に松永幹夫調教師の目線は、2月19日(日)の大一番・フェブラリーSへ向けられている。

ダートに転向してから3戦2勝、2着1回と6歳にして新境地を開いた。現状の本賞金額ではフェブラリーS出走が微妙なラインにいるため、賞金加算が絶対といえるこのレース。師の自信からは、好勝負必至の様相が窺い知れる。2歳時から手の届きそうだった重賞タイトル、今回で収めることができるか。