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内でタメにタメたスズカデヴィアスがゴール寸前差し切りV!…白富士S
2017/1/28(土)
1月28日(土)、1回東京1日目11Rで白富士S(芝2000m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の3番人気・スズカデヴィアス(牡6、栗東・橋田厩舎)が優勝。勝ちタイムは2:00.6(良)。
2着にはクビ差で5番人気・サクラアンプルール(牡6、美浦・金成厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・プロフェット(牡4、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマイネルラフレシア(牡4、美浦・高橋裕厩舎)は10着に敗れた。
サムソンズプライドが逃げる。前半の1000m通過が1分2秒台と超スローペースで流れる中、スズカデヴィアスは好位のインコースでじっくりど我慢する。直線に向いての上がり勝負は、マイネルラフレシアが早めに仕掛けるも外からロンギングダンサーとサクラアンプルールが上がってくる。サクラアンプルールの脚色が良く、一気に先頭に立って押し切り体勢かと思われたが、空いたインコースから伸びてきたのがスズカデヴィアス。ゴール寸前で内をすくって、久々の勝利を挙げた。
勝ったスズカデヴィアスは3歳時にすみれSを勝利しており、皐月賞、日本ダービーにも出走。3歳11月に準オープンの比叡Sを勝ち、オープンに復帰すると、4歳2月の京都記念で2着に入った。その後、中長距離の重賞を中心に使われるも成績を残せていなかったが、3走前の金鯱賞から脚質転換し、前走のリゲルSを5着と健闘。今回の勝利に繋げた形となった。
馬主は永井啓弍氏、生産者は浦河町の辻牧場。馬名の意味由来は「冠名+近親馬ドクターデヴィアスより」。
1着 スズカデヴィアス(戸崎圭騎手)
「良いときに乗せてもらいました。最近は後ろから行って差す競馬が板についてきましたし、今日も狭いところを割ってよく伸びてくれました。元々力がある馬ですし、こういう競馬が出来れば次も楽しみです」
2着 サクラアンプルール(金成調教師)
「枠順を考えれば完璧な競馬をしてくれたと思います。馬の後ろで折り合いをつけて、終いも速い上がりに対応してくれました。勝ち馬とは内外の差が出たかと思います。体が増えていたのも良いですし、馬に落ち着きがあって成長を感じました。センスが良いので、どの競馬場でも走れますよ」
3着 プロフェット(池江調教師)
「スタート後に隣の馬に寄られて、位置取りが後ろになってしまったことが痛かったです。最後はあれだけきていますし、マトモだったらという思いがあるだけに残念です」
4着 サムソンズプライド(田辺騎手)
「年を重ねてきて馬の気持ちがまったりしてきていましたが、今日はいつになく気持ちが張っていました。フレッシュな気持ちで走れたことが良かったと思います」
5着 ケツァルテナンゴ(吉田隼騎手)
「今日はペースが落ち着き過ぎましたからね。最後はよく伸びていますが、展開が向きませんでした。展開次第でチャンスはあると思います」
10着 マイネルラフレシア(柴田大騎手)
「スローペースのなかでも折り合いがついていましたが、直線では全く反応できませんでした。もっと粘れていいと思いますが…。ちょっとよく分かりません」
- スズカデヴィアス
- (牡6、栗東・橋田厩舎)
- 父:キングカメハメハ
- 母:スズカローラン
- 母父:サンデーサイレンス
- 通算成績:22戦4勝
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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