【川崎記念】G1初挑戦オールブラッシュが逃げ切り!サウンドトゥルーは2着

オールブラッシュ
2月1日(水)、川崎競馬場で交流重賞・第66回 川崎記念(Jpn1)(4歳上 定量 指定 1着賞金:6000万円 ダート2100m)が行われ、 クリストフ・ルメール騎手の5番人気・オールブラッシュ(牡5、栗東・村山厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.14.6(良)。

2着は3馬身差で1番人気・サウンドトゥルー(セン7、美浦・高木登厩舎)、3着は6番人気・コスモカナディアン(牡4、美浦・金成厩舎)が続いて入線した。
2番人気のケイティブレイブ(牡4、栗東・目野厩舎)は5着、3番人気のミツバ(牡5、栗東・加用厩舎)は4着に終わっている。

好スタートを切ったのはオールブラッシュ。大方の予想でハナを牽引すると思われたケイティブレイブも主張するが、2番手に控える形に。バスタータイプらも3番手以下につけ、ミツバは好位、1番人気のサウンドトゥルーは後方3番手。
1周目のスタンド前でミツバがマクっていくも、2番手に浮上するまでに留まる。向こう正面でも後続が早めのスパートを掛けるが、最後の直線に差し掛かってもオールブラッシュの脚色が衰えず。久々の重賞挑戦ながら、強気の競馬でタイトルをもぎ取った。1番人気のサウンドトゥルーは前走の東京大賞典では先行していたが、この日は本来の形での競馬。最後は伸び脚をみせたが2着までだった。

勝ったオールブラッシュは3歳時のレパードS以来となる重賞挑戦にして、一気のG1制覇。ここ2戦は1000万下、準オープンとルメール騎手とのコンビで危なげないレースぶりで連勝を飾っていたが、休み明けながら、久々の重賞の壁を物ともせず新星誕生をアピール。

父は既に種牡馬を引退しているウォーエンブレムだが、数少ない産駒の中でも活躍馬を輩出していることでも著名。JRAの現役馬は僅か11頭ながら、新たにG1馬を輩出することになった。また、同厩の看板馬・コパノリッキーは7歳を迎えており、厩舎の後継者としても期待が集まることだろう。

馬主は社台レースホース、生産者は社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「皆が赤面する。他馬が降参するような馬になるように」。

  • オールブラッシュ
  • (牡5、栗東・村山厩舎)
  • 父:ウォーエンブレム
  • 母:ブラッシングプリンセス
  • 母父:Crafty Prospector
  • 通算成績:19戦5勝

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