一家4人がジョッキーとなる木幡育也騎手ら新規騎手免許試験に5名が合格

新人記者会見

関東からデビューする3名
左から木幡育也、武藤雅、横山武史騎手

9日、平成29年度新規騎手免許試験の合格者5名がJRAより発表された。

木幡育也騎手は父・初広、長兄・初也、次兄・巧也がいずれも現役ジョッキー。横山武史騎手も父・典弘、兄・和生が現役で活躍している。
合格したのは下記の5名。早ければ3月4日にデビューを迎える。

川又賢治(かわまたけんじ) 栗東・森秀行厩舎

木幡育也(こわたいくや) 美浦・藤沢和雄厩舎
-父は木幡初広騎手、兄は木幡初也騎手、木幡巧也騎手

富田暁(とみたあかつき) 栗東・木原一良厩舎

武藤雅(むとうみやび) 美浦・水野貴広厩舎
-父は武藤善則調教師

横山武史(よこやまたけし) 美浦・鈴木伸尋厩舎
-父は横山典弘騎手、兄は横山和生騎手

【川又賢治騎手のコメント】
「中学時代に坂井瑠星騎手と同級生で、それから競馬に興味を持ち、競馬を見ていて騎手がすごく格好いいと思い、また馬と一緒に戦うスタイルにすごく魅力を感じて騎手を目指すようになりました。自分が競馬を見ていて騎手を格好いいと思って騎手を目指したように、自分もたくさんの人に夢を与えられるような競馬ができる騎手になりたいです。

目標とする騎手は福永祐一騎手です。騎乗している姿勢がすごくきれいでとても格好いい競馬をしているからです。以前に乗り方を教わった際に乗り方や考え方にすごく共感して目標にしています。新人騎手らしく積極的な競馬をして、なおかつ結果を残せるよう頑張って行きたいと思います。日本ダービーや大きなG1レースを勝ちたいですが、まずは初勝利を目指して頑張りたいです」

【木幡育也騎手のコメント】
「父が騎手をやっていて、父が馬に乗っている姿に憧れて騎手を目指しました。他の職業に就くことは考えませんでした。ファンの皆さんに応援してもらえる騎手になりたいです。目標としている騎手は、モレイラ騎手と柴山雄一騎手です。モレイラ騎手は、道中の折り合いをしっかりつけて最後の直線で迫力のある追い方をするので目標にしています。柴山騎手は、藤沢厩舎のお手伝いをしていただいていますが、人への感謝の気持ちが伝わる人間性を目標にしています。去年は次兄が45勝を挙げているので、その記録を超すことと新人賞を取ることを目指します」

【富田暁騎手のコメント】
「小さい頃からスポーツ選手を目指してサッカーもやっていましたが、騎手という職業が自分の身長等を考えたときにすごく合ってると考えて騎手を目指しました。競馬サークルの外からこの世界に入ってきたので、競馬を知らない方にも競馬を知ってもらえるようなスーパースターを目指して頑張りたいと思います。目標とする騎手は四位洋文騎手です。競馬は見せるスポーツだと思うので、美しい騎乗フォームなどすごく尊敬しており目標にしています。

今後勝つために何が必要か考えて、しっかり一つ一つ目の前のレースを大事に乗りたいです。重賞やG1レースなど乗ったレースは全部勝ちたいですが、まずは一つ一つのレースを勝つことが大事だと思うので、基本をしっかり大事にして乗っていきたいと思います」

【武藤雅騎手のコメント】
「父の職業がキッカケで乗馬を始めて、馬に乗る楽しさを知りました。その頃から競馬に興味を持ってG1の大舞台で大歓声の前で勝ちたいと思ったことが騎手を目指したキッカケです。小さい頃はサッカー選手になりたいと思っていました。馬の持っている力を100パーセント発揮して、馬の邪魔をせず人馬一体となったカッコいいキレイなフォームで乗れる騎手になりたいです。

目標としている騎手は、勝浦正樹騎手です。馬のリズムをすごく大切にしていますし、コントロールがすごく上手です。去年もフェアプレー賞を獲得しているところも尊敬しています。新人賞を目標に、先輩のトップジョッキーに食らいついていけるように頑張ります」

【横山武史騎手のコメント】
「父が騎手で、G1で勝つ姿に憧れて騎手になりたいと思いました。小さい頃はジャニーズジュニアに入りたかったです。どんな馬でも乗りこなせるような騎手になりたいです。目標としている騎手は横山典弘騎手です。予想外の競馬をしたり、難しい馬を乗りこなしたり、馬を大事にするところを尊敬しています。新人として一生懸命何事にも頑張ります。いずれは父に追いつけるような騎手になりたいです」

新人記者会見

関西からデビューする川又賢治騎手(左)、富田暁騎手(右)