【金鯱賞】ロードヴァンドールに信頼寄せる太宰「逃げるのが一番いい形」

ロードヴァンドール

8日、金鯱賞(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走の小倉大賞典で強気の競馬から4着に粘ったロードヴァンドール(牡4、栗東・昆厩舎)は、CWコースで主戦の太宰騎手を背に6F84.6-67.6-52.3-38.2-12.2をマーク。オープンクラスのマテンロウボスの外を追走し、ともに一杯に追われた末に先着と好調をキープしている。

太宰啓介騎手は「前走が良すぎるぐらい良かったけど、今週もラストまでいい反応をしていました。状態は変わりなくこれているようですね」と、レースでも調教でも手綱をとり続けているパートナーの好調ぶりに納得の様子だ。

引き続き重賞挑戦となるが「前走は先行馬にキツイペースでしたが、最後までしぶとく粘ってくれた。この馬の良さが出た内容でした。相手は強くなりますが、あまり逃げそうな馬がいないのもいい。逃げるのが一番いい形だと思いますから」と、絶対的な信頼関係で実績馬達に立ち向かう構えを見せている。

3年連続で同レースの馬券に絡んでいるサトノノブレス(牡7、栗東・池江厩舎)は、CWコースで水口騎手(レースでは秋山騎手が騎乗)を背に4F53.8-39.5-12.0をマーク。

騎乗していた水口優也騎手は「3頭併せの後ろから。気を抜く面があると聞いていたし、最後まで集中させるように走らせました」と、調教の意図を説明した。続けて「フットワーク、リズムも良かった。初めて乗ったので比較はできませんが、さすがオープン馬だなという走りでした。馬体の張りも良く感じたし、動ける態勢にあると思います」と、重賞4勝馬の手応えを口にした。

中京競馬場では昨年の中日新聞杯を58キロの斤量を背負って制し、金鯱賞では14年2着、15年3着、16年3着と計【1.1.2.0】と崩れていない。今年で7歳となるが衰えは見せず、好相性の舞台で重賞5勝目を狙う。

サトノノブレス