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【高松宮記念】好調2騎で挑む斎藤誠厩舎「2頭が同着で1着になってくれれば」
2017/3/22(水)
22日、高松宮記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
●前走、阪急杯1着のトーキングドラム(牡7、美浦・斎藤誠厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F84.2-68.7-53.5-39.3-12.7秒をマークした。
「前走は馬の調子が良いのは調教のときから分かっていましたし、何かあるのではないかなと思っていたので、それが現実となってとても嬉しかったです。デビュー前からボーンシストという病気にかかりまして、現役中にも再発して復帰まで1年9ヶ月もかかってしまいましたが、諦めなかったオーナーのガマンの成果だと思います。まだ馬は若いですし段々と使い込むことによって本格化してきた矢先の勝利だったので、7歳ですけどこれからが楽しみです。
前走後はさすがに疲れがありましたし、少し休ませようかと思っていましたが、様子を見ているうちに参戦の意欲が馬の方も出てきて元気が出てきたので、ここへの参戦を決めました。中間はいつもより長く回復期間をおきましたが、十分に高松宮へ向かえるくらいの回復を見せていますしここまでは思い通りにきています。1週前は藤岡康太騎手に栗東から来てもらって、気合いをつける意味で少し強めにやりました。非常に良い動きでしたし、長めから行って終いに抜けるという1週前としては思った通りの内容でした。
今週は助手が乗って終いに気合いをつけるくらいでしたが、上手く調整できたと思います。あまりやり過ぎないことを念頭に置いて、ビュッと抜けてしまわなければいいなと思っていましたが、ちゃんとガマンしてくれたので思い通りの追い切りが出来ました。前走を見る前までは先行がこの子の戦法だと思っていましたが、前走は良い意味で期待を裏切ってくれて、狭いところから抜け出す根性を見せてくれましたし、後ろで我慢することも出来ました。前走で大きな収穫を得たので、それを今回に生かしてもらいたいなと思います」
●前走、京都牝馬S2着のワンスインナムーン(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)は、石橋脩騎手を背に坂路コースで追われ、4F53.2-38.8-24.4-11.7秒をマークした。
「順調に勝ち上がってきて、前走は初めての重賞挑戦でした。石橋脩騎手も攻め馬からずっと乗ってくれて二人三脚でみんなで作ってきた馬ですし、ジョッキーの進言で京都1400ならということで距離を1ハロン延ばしましたが、2着という結果が出て非常に良かったと思います。前走後はヴィクトリアマイルを目指して少し充電期間を置こうかなとも思いましたが、状態も良いですし1200のポテンシャルが高いので参戦を決めました。馬体が本格化するのはまだまだ先だと思いますし、今は能力だけでスピードを生かした競馬をしていますが、その現状でも戦えるだけの能力はあると思っています。
これまではヴィクトリアマイルに向けて距離を試してみたかったので距離を延ばしていきましたが、元々この子は1200の馬だと思っていました。スタートが上手でレースも上手な子ですしスピード勝負にも対応できると思うので、その辺りに期待しています。ここでアッと驚く走りを見せてくれないかなと思っていますし、トーキングドラムと2頭が同着で1着になってくれれば嬉しいです」
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