【マーチS】ピットボス軽快に先着「流れに乗ればそんなに差はない」

22日、マーチS(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、ポルックスS6着のピットボス(牡4、栗東・清水久厩舎)は、黒岩悠騎手(レースでは柴田善臣騎手が騎乗予定)を背にCWコースで古馬500万のナンヨーアーミーを0.4秒追走。楽な手応えのまま馬体を併せると最後はグイッとひと伸びしてアタマ差先着。6F81.4-65.7-51.5-37.9-12.1秒をマークした。

「追い切りに乗った黒岩は『良かったです』と。以前は抜け出した瞬間に頭をあげてブレーキをかけてたけど、今回はそんなこともなかった。まだ子供なところも残っているけど、大分、大人になってきました。流れにのった競馬ができればそんなに差はないと思いますよ」と清水久詞調教師は一発をうかがう構え。

連勝は止まってしまったが、昨年のユニコーンS、レパードSではともに少差の4着。上位馬の顔触れを見れば、師の「そんなに差はない」という言葉もうなずける。4歳世代のレベルの高さを見せ付ける結果となるか注目される。