【高松宮記念】ソルヴェイグ「この馬のレースをして最良の結果が付いてくれば

ソルヴェイグ

22日、高松宮記念(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

ソルヴェイグ(牝4、栗東・鮫島厩舎)を管理する鮫島一歩調教師の一問一答は以下の通り。

●大崩れしなかったシルクロードSを評価

-:既に昨日、最終追いは終えられていますが、最終追いの内容、評価はどのように考えていらっしゃいますか?

鮫島一歩調教師:坂路で単走でやりまして、あの馬の一番時計というか、50秒台が初めてだったので、ビックリしたのですが、終い重点でやってほしいと指示を出して、終いも11秒5で来ました。非常にいい動きだったので満足しています。

-:ということは、G1に向けて態勢は整ったと考えてよろしいでしょうか?

鮫:はい。態勢は整いましたね。

-:それを踏まえまして、前走のシルクロードSから中間の気配というのはどういうふうに考えていますか?

鮫:シルクロードSのあと短期のリフレッシュに出しまして、今月の頭に帰ってきました。そのあと、昨日の追い切りを入れて6本やれました。いい体で帰って来れたので、ビシビシというか、負荷もかけられましたので、非常にいい状態で臨めます。

-:前走をちょっと振り返っていただきたいのですが、悔しい結果になりましたが。

鮫:押し出される形でハナに行って、強い馬に絡まれて、息が入らない展開になったので、ちょっと苦しかったかなと。それでも最後はそれなりに踏ん張っていたので、その辺はちょっと救いだったかなと思います。

-:それを踏まえまして、本番での理想の形というのはどう考えていらっしゃいますか?

鮫:この馬は本当にスタートがいいので、出来ればどの馬かに行ってもらって、2~3番手というのが理想ですね(笑)。

-:メンバー構成を見てどうでしょう?

鮫:うーん、もしかするとウチのが速いのかなという感じはしているんですけども、そういう意識で乗ってほしいなと思っています。

●大一番に強い鞍上で開業初G1制覇なるか

-:G1に臨むにあたって、改めて先生から見たソルヴェイグの成長であったり、魅力はどういうところに感じますか?

鮫:マイルくらいまでは持つ馬なんだろう見ていまして、現在でもそうなのですけど、短距離路線にシフトしたのですが、天性のスピード、スタートセンスでこういう結果を残してくれているので、現在はスプリント路線で、将来的にはマイルまではと見ています。

-:本番のコース、中京も左回りも初めてとなります。

鮫:左回りというのはそう気にはしていませんね。特に普段の調教で左回りが不得手だと感覚を持ったこともありませんし、乗り手からそういうことも聞いたことがないので大丈夫でしょう。

ソルヴェイグ

-:鞍上には昨年のG1・3着で騎乗していた田辺ジョッキーになりますが?

鮫:1回乗ってもらっているのでね。レースまでしっかり仕上げて任せるだけですね。

-:昨日追い切って連絡は取られたのですか?

鮫:いや、新聞でも見ているんじゃないですか(笑)。

-:本番の枠の希望というのはありますか?

鮫:内枠に近い方がいいのかなという気がしますけども、千二で勝った時も大外枠からスムーズなレースが出来たので、枠はそう気にはしていません。

-:混戦のG1ですが、本番に向けて、先生にも初のG1がかかっています。意気込みをお願いします?

鮫:何とかG1をいつも思っているのですが、今回ちょっと混戦ムードかなというのがありますので、この馬のレースをして最良の結果が付いてくればいいのかなと思っています。