【大阪杯】CWで鋭い動きのヤマカツエース池添「いま本当に状態がいい」

ヤマカツエース

29日、大阪杯(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

前走、金鯱賞を制し、連覇を果たしたヤマカツエース(牡5、栗東・池添兼厩舎)。2000m戦は4勝しており、すべて重賞で挙げたもの。抜群の距離適性を引っさげて、悲願のG1制覇へ挑む。

中2週で挑む今回は26日から乗り出しを開始、29日はレースでも騎乗する池添騎手を背にCWで追い切りを行った。単走で一杯に追われる内容で、6F80.3-65.0-51.0-37.7-11.9秒でフィニッシュ。全体時計も良く、終いまでしっかり伸ばす好内容でレースに向かう。阪神コースはこれまで4度経験し、いずれも掲示板を外しているが、本格化し勢いに乗る本馬の更なる飛躍に焦点があたる。


追い切り後、池添謙一騎手の一問一答は以下の通り。

●ひとつずつステップアップしてきたヤマカツエース

-:今日は7時から単走で乗られて、動きはいかがだったでしょうか。

池添謙一騎手:よかったと思います。

-:指示はどのような内容だったのでしょうか。

池:ここが一番の大目標のレースですし、終いはしっかり伸ばしといてくれと言われました。一杯はやってないですが、それなりにしっかりやって起きました。

-:池添騎手も満足な動きという感じでしょうか。

池::金鯱賞以来乗る事になったのですが、走りもいつもと変わらない感じでしたし、良いフットワークで走ってくれて、動きも息遣いもよかったと思います。

ヤマカツエース

-:そのお話にありました、金鯱賞ですが見事な勝ち方でした。振り返って頂けますか。

池:体は少し余裕あるかなと感じたのですが、レースはいい内容で走ってくれたかなと思います。

-:有馬記念でも力見せてくれましたね。

池:上位3頭と少しだけ離れる形なってしまいましたが、そこまでは詰め寄ってくれましたし、少し自分がいいポジションでレース出来てれば、もう少し詰めれたんじゃないかなと思いました。直線も少し狭くなるところがあったのですが、力を付けてきてくれているなと思いました。

-:有馬記念でも上がり最速でしたし、デビューの時も手綱を獲ってらっしゃいますが、今がこの馬の充実期と考えてよろしいでしょうか。

池:去年の年頭で(中山)金杯を勝った時に、飛躍出来るんじゃないかなと思ったんですけど、そこから少し成績が落ちて、去年の暮れくらいから、立て直してくれて一気に良くなったので、そこからは充実してくれているのかなと思いますし、今本当に、完成の域に来てくれているのかなと思います。

-:そんな中迎える、今回のG1の舞台ということになりますが、コースが阪神、距離が2000mという舞台はいかがでしょうか。

池:大丈夫だと思います。距離に関しても大丈夫ですし、阪神コースが結果出せていないですけど、そこまで悲観はしていないです。

-:相手関係なのですが、ライバルはどのように見ていますでしょうか。

池:G1ですし、G1馬も、年度代表馬も、海外勝っている馬もいますし、簡単ではないと思います。

-:その中で、この馬の力を出したいという思いなのでしょうか。

池:いま本当に状態もいいですし、馬自体も自信持ってくれていると思いますし、充実してくれているので、今のこのデキで強い相手にどう立ち向かって行くかだと思うんですけど、僕もしっかり乗らないといけない部分も大きいと思います。なんとかG3、G2とひとつひとつ階段を上がってくれていますし、(ヤマカツ)エースにとっては、G1のタイトルだけだと思うので、一緒に獲りたいですね。

-:そして、お父さんが管理する馬でのG1制覇という夢もあると思いますが、それについてはどうでしょうか。

池:父の管理馬にGI挑戦する時は、毎回言われるのですが、僕のこれから叶えたい夢はたくさんあるのですが、父の管理馬でGI獲るというのが、長年の夢なので、一緒に獲りたいですね。

-:新しくなった大阪杯の初代チャンピオンに向けて意気込みをお願いします。

池:自分がしっかり乗るだけだと思いますし、エースと一緒にG1獲れるように頑張りたいと思います。