【桜花賞】捲土重来を期すミスエルテ「改めて能力があると感じた」

ミスエルテ

桜花賞(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、朝日杯FS4着のミスエルテ(牝3、栗東・池江寿厩舎)は30日、川田将雅騎手を背にCWコースで古馬1000万のシルバーポジーを0.4秒追走。リズム良く直線を向きパートナーの内からゴーサインが出ると鋭い伸び脚で1馬身先着。6F81.8-66.6-52.8-38.6-11.9秒で1週前追い切りを終えた。

管理する池江泰寿調教師は「先週は少しダラッとした走り。今週ははじけるまではいかなかったかな。折り合ってるようで少しハミを噛んでるところがあった。でも、マシにはなっていますね。来週はサラッとやればいいでしょう」とトーンは低めだが、これも求めるレベルが高いからこそだろう。

怪物フランケルの娘としてデビュー前から注目され、期待通りの走りで新馬、ファンタジーSを2連勝。3戦目は4着と敗れはしたが、牡馬相手の朝日杯FSに挑戦して1番人気に支持された逸材。「前走は入れ込みもあったし、馬場も悪かった。そんな状況でも牡馬を相手に4着してくれて、改めて能力があると感じましたからね」と手応えはしっかりと掴んでいる。貴重な経験を糧に牝馬同士相手のクラシック初戦に挑む。

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