【桜花賞】共に3連勝で重賞勝利!アドマイヤミヤビ&カラクレナイの1週前追い切り

アドマイヤミヤビ

3月29日、桜花賞(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

3連勝でクイーンCを制したアドマイヤミヤビ(牝3、栗東・友道厩舎)は、新コンビを組むデムーロ騎手を背にCWコースで追われ、6F81.1-66.3-52.1-38.4-12.5秒をマーク。古馬1600万の僚馬アドマイヤキズナの内を2秒近くの追走から最後はきっちりと先着して好調をアピールした。

手綱をとったデムーロ騎手は「跳びが大きいのに、走りは軽くていいスピードがある。チップで追い切ったけど、ポリトラックで乗ってる感じだったよ。大人しいし、賢い馬。コントロールがしやすかった」と、乗り味を絶賛。一方で、「ただ、反応するのに少し時間がかかるところがあったし、1600mがどうか。でも、いい脚を使うし、力はありますよ」と、課題も口にしていた。

2走前の百日草特別では皐月賞に出走するカデナやアウトライアーズを負かす男勝りな強さを見せているだけに、牝馬同士なら能力でカバーすることも十分可能だろう。最大のライバルであるソウルスターリングとの初の直接対決を制して新女王となることができるのか注目が集まる。

3連勝でフィリーズレビューを制したカラクレナイ(牝3、栗東・松下厩舎)。デムーロ騎手がアドマイヤミヤビに騎乗するため、今回は田辺裕信騎手と新コンビを結成。1週前追い切りでは、同騎手を背にCWコースで追われ、6F82.8-67.0-52.6-38.6-12.1秒をマーク。終いに仕掛けられるとしっかりと反応して鋭い伸びを見せた。

松下武士調教師は「田辺騎手に跨ってもらって追い切りました。道中は少し行きたがるところはあったけど、最後までしっかりといい動きをしてくれました。これで感じは掴んでくれたと思います」と、納得の様子で、「レース後の回復も早かったし、馬体重も前走より増えているぐらい。それだけ具合がいいんでしょう。マイルも克服できると思います」と、愛馬の成長を実感している。

前走で既成勢力に割って入れる能力を見せつけ、堂々と桜花賞の舞台に駒を進める。4戦全てが内回りコースであるため、外回りコースに替わることがプラスに働けば4連勝での戴冠も夢ではない。

カラクレナイ