牝馬ファンディーナは快挙ならず7着 完敗認める「今日は力負けです」

ファンディーナ

勝ち馬から0.5秒差の8着に終わったファンディーナ 次走は…

●4月16日(日) 3回中山8日目11R 第77回 皐月賞(G1)(芝2000m)

単勝2.4倍の1番人気に支持された牝馬ファンディーナ(牝3、栗東・高野厩舎)は7着。果敢に牡馬へ挑んだが、初めて土がつき、69年ぶりの快挙はならなかった。

好スタートから他馬を行かせるようにやり過ごし、道中はインの3番手付近をキープ。勝負どころから徐々にエンジンをかけ、直線入り口では先頭に並びかけるも、そこからのひと伸びがない。坂上では失速し、最後は馬群に飲み込まれてしまった。

「流れに乗ってレースができたんだけど……」と肩を落としたのは岩田康誠騎手。「モマれた競馬をしていなかったので、頭に入れて乗ってはいたんだけどね。テンションは前走と同じくらいに感じたけど、牡馬相手で、速い時計での決着が敗因にあったのかな」と振り返った。

高野友和調教師は「まずは馬の状態を確認してから、次を考えたいです。ダービーは選択肢として、残ってますが、いずれにしろ無事なら(春に)もう1戦したいと思います」とコメント。次に選ぶのは牡馬相手か、それとも牝馬同士となるのか。その動向が注目される。

【高野友和調教師のコメント】
「競馬の進め方は良かったと思います。大きな不利もないですし、スムーズな競馬が出来たと思います。馬の状態はフラワーCと同じくらい。イレ込みも特には見られませんでした。馬場が速かったですが、本当に力がある馬だったらこなしてくれると思っていました。しかし、進路が詰まって下がったように見えて、あそこまで来られる勝ち馬は強いと思います。馬場もそうですが、メンバーも含めて今までとは環境が違いました。甘くなかったですね。1番人気に支持して頂いたのに申し訳ないです。今日は力負けです」