ペルシアンナイトは初距離克服も悔しいクビ差2着 ミルコ「ゴチャついたね」

ペルシアンナイト

クラブ、父産駒にとって初のG1制覇へあと一歩だったペルシアンナイト

●4月16日(日) 3回中山8日目11R 第77回 皐月賞(G1)(芝2000m)

4番人気のペルシアンナイト(牡3、栗東・池江寿厩舎)は2着。タイトル奪取はならなかったが、池江泰寿厩舎のワンツーを演出した。

1コーナー通過は15番手からのレース。しかし、向こう正面では荒れた馬場を嫌った他馬がインを空けているところを突く奇策。スルスルとポジションを押し上げると、4コーナーでは先行勢を射程圏に。直線では、一旦は先頭に踊り出たが、最後は勝ち馬にクビ差交わされてしまった。

「あと一歩。1コーナー、3コーナーでゴチャついた。スムーズな競馬ができなかったよ。それでも、初の2000mで折り合いが付いた。よく伸びているね」とミルコ・デムーロ騎手は悔しそうに振り返った。

しかし、これで6つの競馬場を経験し、全て馬券圏内をキープしている豊富なキャリアは強み。大舞台でのリベンジが待たれる。

【池江泰寿調教師のコメント】
「状態は良かったです。向正面で動いたので、2着になれたと思います。(アルアイン同様)こちらもダービーで可能性がありますよ。ワン・ツーに満足せず、ダービーではサトノアーサーと三段重ねで上位を狙います」