【天皇賞(春)】1週前 サトノダイヤモンド豪快先着「トータルで上積みは大きい」

サトノダイヤモンド

20日、天皇賞(春)(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、阪神大賞典1着のサトノダイヤモンド(牡4、栗東・池江寿厩舎)は、助手を背にCWコースで3頭併せの最内を進み、直線では力強いフットワークでパートナーを圧倒。6F82.7-67.4-52.8-38.3-11.9秒のタイムを叩き出し、古馬オープンのプロフェットに2馬身先着した。

岩崎調教助手は「直線を向いて内に入れただけで抜け出してきました。1頭になっても気を抜くようなところもありませんし、馬自身が分かっていますね。こちらが指示をしなくても、すべて自分でやってくれる。言うことないですね」と絶賛すれば、池江泰寿調教師も「先週よりも良かったんじゃないですか。息の入り方や追い出してからの反応など、トータルで上積みは大きいですね。体がしっかりしてきました」と愛馬の成長に身を見張る。

今回は最大のライバル・キタサンブラックが連覇を狙う京都の3200mが舞台。「天皇賞の3200mは長いよね。1周目の下りは折り合いに専念して、2周目からが勝負。下り坂を利用して動いていきたいね」と師は見通しを語る。先の皐月賞では管理馬がワンツーを決めたが、春の天皇賞はまだ手にしていない。名門厩舎に伝統のビッグタイトルを加えることが出来るかも注目だ。

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