【天皇賞(春)】鞍上に期待ゴールドアクター「新味を出してくれれば」

ゴールドアクター

26日、天皇賞(春)(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、日経賞5着のゴールドアクター(牡6、美浦・中川厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.2-51.6-38.2-12.6秒をマークした。

【中川公成調教師のコメント】
「先週は横山典弘騎手を乗せて1週前追い切りをやりましたが、ジョッキーと相談して、先週の時点で馬は出来ているので当該週は厩舎スタッフを乗せた方が良いのではないかという話になりました。それで今週はスタッフを乗せて馬なりで調整しましたが、動きは良かったと思います。前走で力を出せなかった要因はいろいろ考えられますが、レース後の馬を見ると締まって良くなっていたので、前走はレースに向けて乗り込み量が不足していたことが響いたかと思います。

去年の天皇賞春で結果を出せなかったので、距離については何とも言えませんが、馬の状態自体は良くなっています。去年の天皇賞春で結果が出なかった理由は距離や枠順などいろいろ考えられますが、1番はパドックで今までにないくらいイレ込んでレース前に消耗してしまったことが大きかったかと思います。今年は日程がラクですし、それほど早く輸送をする必要もないので金曜に輸送する予定です。今回は横山典弘騎手に替わりますし、新味を出してくれればと思います。レースでジョッキーがどう乗るかだと思います。

3000の菊花賞で3着にきましたが、3歳限定で適性がまだハッキリしていないなかでのものなので、3200という距離についてはどうこう言えません。馬場は少々悪くても大丈夫ですし、折り合いにも問題はありません。去年が17番枠だったので、今年は少し内めの枠が良いですね。近走の結果は伴っていませんが、馬は良くなっていますし力は出せると思います」

前走、ダイヤモンドS1着のアルバート(牡6、美浦・堀厩舎)は、石橋脩騎手(レースでは川田将雅騎手が騎乗予定)を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.3-50.9-37.5-12.6秒をマークした。

【森助手のコメント】
「前走後は一旦放牧に出て、帰厩後も順調にきています。先週にしっかり負荷をかけていますし、今週は輸送もあるのでサラッとやりました。今週はゴールデンウィークで渋滞予想があって金曜朝の輸送を予定しているので、その意味で本来は木曜日に追い切るところを水曜にやりました。去年の天皇賞春に出走したときと比べて、体もひと回り大きくなって良いところに筋肉が付いてバランスの良い体つきに成長してきました。去年はスタートから後方になりましたが、終いはしっかり脚を使ってくれました。終いを生かすタイプなので、枠順は特に気にしていません。長いところではしっかり結果を出していますし、今回は相手が強いですけど何とか食い込めないかと期待しています」

アルバート