【ヴィクトリアM】G1馬クイーンズリング、福島牝馬4着デンコウアンジュの直前情報

クイーンズリング

3日、ヴィクトリアマイル(G1)の1週前追い切りが栗東トレセンで行われた。

昨年のエリザベス女王杯を制しG1馬となったクイーンズリング(牝5、栗東・吉村厩舎)は暮れの香港Cで9着、今年初戦の阪神牝馬Sでは15着と大きく敗れているだけに、巻き返しに向けて状態面も気になるところ。主戦のM.デムーロ騎手を背にCWコースで一杯に追われ、6F82.3-66.2-51.6-38.2-11.9秒をマーク。1000万下のヴァフラームを終始先行する形でフィニッシュした。

吉村圭司調教師は「前走は落鉄もしていたし、馬場も予想以上に影響していたと思います。レースのダメージはそれほどなかったし、順調にこれています。1週前はジョッキーの判断で追い切ってもらいました。しっかりやれたし、いい負荷がかかったと思います。中間の計量で前走より馬体が増えてるぐらい。上積みも見込んでいいですよ」と、確かな手応えを掴んでいる。

4月22日の福島牝馬Sで4着だったデンコウアンジュ(牝4、栗東・荒川厩舎)は軽めの調整にとどめている。

佐藤調教助手は「レース間隔も詰まっているし、1週前はやらずに調整しています。使ったあとも順調ですよ。前走は小回りを意識して早めに動いて勝ちにいく競馬を。あれはあれで良かったと思います。今回は東京コースなんでじっくりと。大外を思い切り走らせてやりたい」と、15年に大外一気でメジャーエンブレムを差し切ったアルテミスSと同じ舞台で持ち味を活かす算段だ。

デンコウアンジュ