【オークス】素質馬が反撃 ミスパンテール「能力はそんなにヒケをとらない」

ミスパンテール

17日、オークス(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、桜花賞16着のミスパンテール(牝3、栗東・昆厩舎)は、四位洋文騎手を背に最終追い切りは坂路へ。先週、長めをビシッと追われていることもあり、今週は終いの脚色を確かめる程度のソフト調整で、4F55.8-39.9-26.2-13.1秒のタイムで登坂した。

「先週にハードに攻めていますから。今週はオーバーワークにならない程度で。短期放牧を挟んでいますが、調整は順調にきていますよ。先週の走りを見ても距離は問題なくこなせると思います。桜花賞がダメでもオークスと思っていましたから。能力はそんなにヒケをとらないと思います」と昆貢調教師は明るい表情。大敗をバネに、キャリア1戦でチューリップ賞2着となった素質馬がどんなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。

前走、フローラS14着のディーパワンサ(牝3、栗東・松下厩舎)は、助手を背に坂路で単走追い。終いはしっかりと負荷をかけて4F54.8-39.6-25.6-12.7秒をマークした。

松下武士調教師は「コンスタントに使っているし、今週は坂路でフォームや息遣いを確認する程度で。動きも良かったし、順調ですね。ここ2戦がふがいないレースになっていますが、ここで何とかいいところを見せたい。折り合いはつく馬だし、出たなりでいいポジションをとって走らせたいですね」と本番での変わり身に期待を寄せる。

ディーパワンサ