【日本ダービー】ダンビュライト距離延長歓迎「2400mのダービーは向く」

ダンビュライト

ダンビュライトは坂路で最終追い切り

24日、日本ダービー(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

追い切り後、ダンビュライト(牡3、栗東・音無厩舎)を管理する音無秀孝調教師の一問一答は以下の通り。

●馬なりで十分「余力残して本番へ」

-:ダンビュライトについて伺います。前走皐月賞は3着でした。こちらはいかがでしょう?

音無秀孝調教師:ここ3戦、判で押したように3着なんですけど、前走はレベルが違うメンバーでしたからね。値打ちがあると思うんですよね。弥生賞も弱くはなかったと思う。その中で1600m、1800mと使ってきて、弥生賞、皐月賞も2000m。距離が延びたほうが結果がいいような気がするんです。母系にも長いところを走った馬もいるもんですから、2400mのダービーは向くんではないかなと思っています。

-:皐月賞から中5週ですが、どんな調整をされてきましたか?

音:皐月賞の後は短期でリフレッシュ放牧しまして、体も戻って帰ってきたから、逆に攻めていますね。今日はほぼ馬なりで調整してますけど、もう2本速い時計を出していますから、十分だと思います。

-:速い時計を出したという坂路での動きを振り返っていただけますか?

音:今日の稽古前にユタカくん(武豊騎手)と「もう馬なりでいいかな」と。単走でも良かったくらいなんでね。ユタカくんも全然追わずに馬なりでやめていますので、余力残しで本番に向かいたいと思っています。予定通りですね。

-:皐月賞3着ということで、武騎手との相性もいいと感じていますか?

音:初めて乗ったのに、実にうまく乗ってくれたし、ダービーも何回も勝っているジョッキーだから、全部託すつもりでいます。

-:ダンビュライトは東京コースで1回走っていますが、距離は初めてです。いかがでしょう。

音:中山も2回、東京も1回走っているし、レース前の返し馬でテンション上げてますけど、もう慣れが見込めると思うので、大丈夫だと思います。

-:キャリアを重ねている強みということですか?

音:何回も東京方面に行っていますしね。レース輸送もそんなに堪える馬じゃないから期待しているんですけどね。

-:どんなレースをしたいでしょうか?

音:僕にはあまりないんですけど、ユタカくんが皐月賞をイメージした乗り方になるんじゃないかと思います。

ダンビュライト

悲願のダービー制覇への意気込みを語った音無調教師