【日本ダービー】一発狙うアメリカズカップ「馬体重は前走と同じくらい」

アメリカズカップ

アメリカズカップ(右)はダンビュライトと坂路で併せ馬

24日、日本ダービー(G1)の追い切りが栗東トレセンで行われた。

追い切り後、アメリカズカップ(牡3、栗東・音無厩舎)を管理する音無秀孝調教師の一問一答は以下の通り。

●松若騎手には「何も言わずに乗せようかな」

-:アメリカズカップについて伺います。前走後の調整はいかがですか?

音無秀孝調教師:皐月賞の後はダンビュライトと同じように短期放牧に出しました。皐月賞のときはちょっと体重を減らしたんですよね。輸送で10キロくらい減ってくるので、今回もおそらく減るんじゃないかと予測しているんですけど。昨日体重を見てみますと462キロ。皐月賞のときは460キロくらいで最終追いきりを迎えているので2キロくらい増えているんですけど、ほぼ同じくらいの状態かなと思います。

-:最終追い切りは坂路だったわけですが、どうでしたか?

音:3本追い切った中で今日が一番早いんですけど、先週、先々週と体重調整のために少し手控えた調教をしてるんですけど、今週はそうもいかないから、やってます。それで少しでも体重が増えてくれてたらいいなと思っています。

-:東京の2400mは未知のコース、距離となりますが。

音:血統的には少し心配なところもあるんですね。お母さんがそんなに長いところを使っていませんでしたし。マンハッタンカフェのステイヤー(の部分)に期待して、なんとか持ってほしいなと思っています。

-:アメリカズカップには松若騎手が跨るわけですが、松若騎手はダービー挑戦ということで固くなっていませんか?

音:そんなことはないと思いますけどね。きさらぎ賞を勝ったときに「皐月賞とダービーは松若くんで行きましょう」とオーナーと決めていました。ただ皐月賞は少し緊張したのかな。スタート悪かったし、その上に1コーナーから押して出して行ったので、そのしっぺ返しが来てちょっと(ハミを)噛んだんですけど。そのために、ああいう着順(18着)になってしまいました。(ダービーは)2400mを意識した乗り方をしてほしいなと思っています。

-:松若騎手も彼なりに臨むということで?

音:あんまりこっちが言ったら緊張してしまうから、何も言わずに乗せようかなと思っています。

-:音無調教師にとって、ダービーはどんなレースでしょう?

音:ホースマンにとって出すことも夢かもしれませんし、勝つのはもっと夢。毎年夢見ているんですけど、なかなか出すことすら難しいから。ホースマンの誰もが目指すものですから、同じように僕も思います。

-:その中での3頭出し。

音:今年は本当にうまくいきました。

アドミラブル

悲願のダービー制覇への意気込みを語った音無調教師