【さきたま杯】蛯名ホワイトフーガが豪快なマクリで牡馬を一蹴!重賞7勝目

ホワイトフーガ

5月31日(水)、2回浦和3日目11Rで第21回さきたま杯(Jpn2)(ダート1400m)が行なわれ、蛯名正義騎手ホワイトフーガ(牝5、美浦・高木登厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:25.7(良)。

2着には4馬身差で2番人気・モーニン(牡5、栗東・石坂厩舎)、3着には2馬身差で1番人気・ベストウォーリア(牡7、栗東・石坂厩舎)が続いて入線した。

スタートで人気のモーニンが出遅れ。カオスモス、アンサンブルライフ、ニシノラピートの地方勢が果敢に飛ばしていった。ベストウォーリアとホワイトフーガは中団を追走し、その後ろにモーニンが続いた。向こう正面で蛯名騎手のホワイトフーガが大外からまくり、3コーナーで一気に先頭へ。4コーナーでは手応えの怪しくなったベストウォーリアと後方から追い上げてきたモーニンとのリードを大きく広げ、直線でも影を踏ませることなく押し切った。

ホワイトフーガは、3歳春の関東オークスで重賞初制覇。その後も地方交流競走を主戦場に活躍。JBCレディスクラシック連覇を含む牝馬限定重賞を5勝し、ダート界の女王に君臨。昨年5着に敗れたレースで牡馬混合での重賞初制覇を飾った。

馬主は西森鶴氏、生産者は梅田牧場。馬名の由来は「芦毛より+遁走曲」。

1着 ホワイトフーガ(蛯名騎手)
「前半に折り合えましたね。自分で動いていけるなら行こうと思っていましたし、馬もしっかり反応してくれました。小回りということもあって、早めに3コーナーから。斤量差が2kgあったのも良かったです」

(高木登調教師)
「(結果に)ビックリしました(苦笑)。これしかないという競馬をしてくれました。1回使っていた分、仕上がっていましたし、去年同様に川崎のスパーキングレディーカップあたりを考えています」

2着 モーニン(C.ルメール騎手)
「スタートで躓いてしまい、いいポジションをとれませんでした。でも、ブリンカーもきいて、反応はとても良かった。中央の1400~1600mなら、また勝てるチャンスがあると思います」

3着 ベストウォーリア(戸崎騎手)
「いいポジションにはつけられましたが、外から来られる苦しい展開でした。今日は勝った馬も強かったです」

4着 アンサンブルライフ(真島大騎手)
「前走は先生から状態は良いと聞いていて、快勝してくれましたが、今日は疲れが残っていたとは聞いていたものの、僕の感触では悪くなかったですね。以前に比べるとムラがなくなってきたのでしょう。今後は長いところよりも、短いところにシフトした方が良いのかもしれません。力のある馬ですよ」

5着 ラブバレット(山本聡騎手)
「出来れば前に行きたかったのですが、周りが速くあの位置から。直線でも行き場がなく、上手く捌けませんでした」

    ホワイトフーガ
  • (牝5、美浦・高木登厩舎)
  • 父:クロフネ
  • 母:マリーンウィナー
  • 母父:フジキセキ
  • 通算成績:20戦10勝
  • 重賞勝利:
  • 15~16年JBCレディスクラシック(Jpn1)
  • 17年さきたま杯(Jpn2)
  • 17年マリーンC(Jpn3)
  • 16年スパーキングレディーC(Jpn3)
  • 16年TCK女王盃(Jpn3)
  • 15年関東オークス(Jpn2)

ホワイトフーガ
ホワイトフーガ
ホワイトフーガ

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。