父ディープ・母アパパネの12冠ベビー、ジナンボーがノーステッキで快勝!…東京新馬

ジナンボー

6月11日(日)、3回東京4日目5Rで2歳新馬(芝1800m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の1番人気・ジナンボー(牡2、美浦・堀厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:49.9(良)。

2着には2馬身半差で10番人気・ダンシングチコ(牝2、美浦・大竹厩舎)、3着には2馬身差で6番人気・ジェネラルシップ(牡2、美浦・黒岩厩舎)が続いて入線した。

先手を主張する馬がいない中、ヤマタケパンチが少し仕掛けてハナへ。注目のジナンボーも好スタートを切って2番手追走。先行集団の中にはダンシングチコやジェネラルシップ、コスモイグナーツが続く。ジュンエスポワールはスタートで出遅れてしまい後方。隊列は大きく変わることなく直線へ。
ジナンボーが楽な手応えのまま4角先頭で直線を向くと、懸命に追いすがる後続を全く寄せ付けず、ノーステッキで最速タイの上がりを繰り出して押し切った。好位から粘り込んだダンシングチコ、ジェネラルシップが続いた。

勝ったジナンボーは父が3冠馬ディープインパクト(G1・7勝)、母が3冠馬アパパネ(G1・5勝)の12冠ベビーとして注目を集めていた。父、母、母父を所有していた金子真人オーナーにとっても嬉しい勝利となった。近年、6月2週目の東京芝1800mの勝ち馬にはG1・2勝を挙げたメジャーエンブレムや毎日杯を制したマイネルフロストがいる。

馬主は金子真人ホールディングス株式会社、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「次男坊(アパパネの次男)」。

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【レース後コメント】

1着 ジナンボー(M.デムーロ騎手)
「強かった。返し馬で頭を上げていましたが、レースではちょっと引っかかったくらい。とても真面目だね。乗り味が良く、素質は高い」

2着 ダンシングチコ(丸田騎手)
「調教では幼い面が目立ちましたが、物見もせずに走れました。気が入るタイプなので、これからテンションが上がらなければ」

5着 ロジャージーニアス(吉田隼騎手)
「出たなりで進めたのですが、ハミを取ってくれず、ポジションを下げました。終い勝負に徹して、脚は使っています。トモに力が付くまでは大きなストライドを生かし、好位で競馬をしたほうがいいでしょう」

6着 コスモイグナーツ(柴田大騎手)
「いい馬ですし、内容も悪くないのですが。案外、反応してくれなかったですね。これから変わってくると思います」

  • ジナンボー
  • (牡2、美浦・堀厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:アパパネ
  • 母父:キングカメハメハ

ジナンボー
ジナンボー

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