競馬界の出来事

トピックス

6月11日~6月17日のトピックス

■米でも牝馬が偉業
日本時間の10日にアメリカ3冠の最終戦ベルモントS(米G1・ダ2400)が行われ、ラグストッチズが優勝し、102年ぶりに牝馬が同レースを制した。
そのラグストゥリッチズの半弟、カジノドライヴが美浦藤沢和厩舎でデビューを予定しており、こちらも目が離せない。


■地方交流重賞では中央勢が活躍
12日に旭川で行われた北海道スプリントS(統一G3ダ1000)で2番人気だったアグネスジェダイ(武豊騎手)が2着プリサイスマシーンを3/4馬身抑えて見事勝利した。

13日、川崎競馬場で行われた関東オークス(交流G2・ダ2100)ではホワイトメロディー(安藤勝己騎手)が1番人気に応え、重賞初勝利を果たした。


■名馬が相次ぎ死亡
12日、ダートでの活躍馬を輩出した種牡馬コマンダーインチーフ(17)がけい養先の優駿スタリオンステーションで後脚を複雑骨折し、安楽処分された。
13日には1987年の安田記念を制したフレッシュボイス(24)が心不全のため死亡した。
14日には1989年のエリザベス女王杯を制したサンドピアリス(21)が老衰のため死亡した。


■アメリカ遠征組の予定発表
15日、米ハリウッドパーク競馬場で7月7日に行われるアメリカンオークス(米G1・芝2400)および同競馬場で7月6日に行われるキャッシュコールマイル(米G2・芝1600m)に出走予定の日本馬4頭の日程を発表した。
アメリカンオークスにはローブデコルテ(牝3、栗東・松元茂樹厩舎)1頭。
キャッシュコールマイルにはコイウタ(牝4、美浦・奥平雅士厩舎)、キストゥヘヴン(牝4、美浦・戸田博文厩舎)、ディアデラノビア(牝5、栗東・角居勝彦厩舎) が出走する。6月25日に出国し、7月10日に帰国する予定。


■JRA記録と騎乗停止
・16日、福島1Rでトミヨシプリンセス(村田一誠騎手)が優勝。管理する松永康利調教師(美浦)はJRA初勝利を挙げた。

・同日、藤田伸二騎手が函館競馬場で12鞍に乗り、JRA最多タイとなる1日9レースでの連対を記録した。過去には武豊騎手が3度、横山典弘騎手が1度記録している。

・同日、阪神6Rにおいて鮫島良太騎手騎乗のクリールスパークが最後の直線で外側に斜行し、他馬を妨害したため、6着から14着に降着となった。来週6月23日から7月1日までの騎乗停止となった。

・17日、函館2Rで優勝したクールシャローンに騎乗していた小林徹弥騎手が5230回目の騎乗にしてJRA通算300勝を達成した。